奥浩哉/GIGANT


GIGANT 1 (ビッグコミックススペシャル)

■巨大化するAV女優に、 投票結果が実現する世界・・・なんだそりゃだが、 面白そうなことは面白そう。まだ何も始まっちゃいないが・・・。

主人公は高校生の男子。父親は映画会社のプロデューサーで、 本人は映画監督志望。学校で映画を撮ろうと 同級生の美少女に声をかけ、一度は快諾されるが、 彼氏が反対ということで流れてしまう。


そんな彼はあるAV女優に夢中。ネットで注文して、 コンビニで支払って受け取って、部屋で円盤を見る、 という筋金入り。で、その好きな女優が、 どうやら彼のいる街に住んでいるらしいのだった。


というわけで、彼と彼女が出会って、までは想像できるわけだが。 そこから先が意味不明。題名にあるとおり、 女優が巨大化する。・・・なぜ、というところは 前振りがきちんとあるっちゃあ、あるんだが。 それと別に、ネットの投票結果が実現する、という 話も急に出てきて、なんだこれはテコ入れか、 当初からの構成だったら凄いんだけど、 なんかわけわからないまま一巻終わるぞこれ・・・。


という具合に、なんか面白くなりそうな 素振りは見せつつも、何を描こうとしているのか、 まぁ巨大化する話が中軸なんだろうけど、 なんだこりゃって感じで、 これに付き合うのも良さそうだけど 大変そうだな・・・。


【データ】
奥浩哉 (おくひろや)
GIGANT
【初出情報】ビッグコミックスペリオール(2018年) 【発行元/発売元】小学館 (2018/5/30) 【レーベル】ビッグコミックススペシャル 【発行日】2018(平成30)年6月4日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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『GANTZ』奥浩哉が描く圧倒的最新作!
人生に巨大な奇跡は起こるだろうか。僕たちはそれに気づくだろうか。
映画監督志望の高校生・零がある日、町で目にしたのは、大ファンである「女優」パピコを中傷する張り紙だった。深夜、家を飛び出し張り紙をはがしてまわる零に声をかけたひとりの女性。それは---。 まだ誰も目にしたことのない、全く新しいボーイ・ミーツ・ガールが幕を開ける!!


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畑健二郎/トニカクカワイイ


トニカクカワイイ 1 (少年サンデーコミックス)

■新婚の作家さんが、突然新婚ラブコメを描く、と。 面白い、けれども、前提がテキトーすぎて、 こういうのを人気作家がやってちゃいかんと思う。

トンデモDQネームを授けられ、 そのプレッシャーから勉学に励み、 秀才となった主人公。しかし彼は美少女に気を取られ、 声をかけようとしたところ、トラックに追突されてしまう。


衝突の衝撃をその子が救ってくれた、というよくわからない展開、 きっと彼女は月からきたかぐや姫では、 という妄想、そして 高校にも行かずアルバイトに明け暮れる一人暮らしの日々を 経た3年後。彼の部屋に彼女が現れるのだった。


病院のベッドで植物人間になっている人物の見ている夢的な 内容が展開される話。声優さんとの結婚を発表したばかり の作家による新婚ラブコメ、というのも笑うべきところなのかどうか。 唐突に新婚から始まるラブコメディというのはまぁ 前例はあるものの、婚姻届にまつわるディテールが ここまで細かいものは珍しい。


可愛い絵柄で可愛い話なので読んでしまうが、 設定をここまで刈り込んで、都合のよい領域だけで転がす 話は作品世界が狭すぎて、著者にも読者にもあんまりよろしく ないのではないかと思いもする。


まぁ自身の結婚に関するパロディを エッセイではなくフィクションに落とし込んでやろうとしている のであれば、ユニークと評価すべきなのかもしれないが。


【データ】
畑健二郎 (はたけんじろう)
トニカクカワイイ
【初出情報】週刊少年サンデー(2018年) 【発行元/発売元】小学館 (2018/5/18) 【レーベル】少年サンデーコミックス 【発行日】2018(平成30)年5月23日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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[ハヤテのごとく!]畑健二郎待望の新作!
愛と幸せの夫婦コメディー開幕!!
星空と書いて「ナサ」と読む…勉強はできるけどちょっとアレな主人公・由崎ナサはある日、謎の美少女・司に運命の一目惚れをする。 決死のナサの告白に、彼女の返事は__
「結婚してくれたら、付き合ってあげる」!?
謎だらけだけど、とにかく可愛いお嫁さんとのイキナリ新婚生活が始まる!
結婚から始まるイチャ×2ラブコメディー、第1巻!!


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鯨川リョウ/マルセイ!!


マルセイ!! 1 (裏少年サンデーコミックス)

■エロコメディ。性犯罪を囮捜査で取り締まる、 という設定なので成人漫画寄りのため、 無条件で楽しめるって感じではないかな。

警察官になったヒロインがいきなり 県警本部に配属されるがそこは捜査3.5課。 って何?と思うとそこは性犯罪特殊対策チーム だった。


ヒロインは、「嗜虐心を煽る気弱そうで幸薄く控えめな表情」 「美人すぎずブスすぎないスッピン映えする地味な顔立ち」 云々ということで、生贄にもってこい・・・ なのでおとりに最適であるとして抜擢された。


それだけでなくて、無双の格闘術の継承者でもあり、 なので最終的には相手を無力化できるだけの 対抗手段を持っている。まぁスーパーウーマンだから こそできる話ではある。


とはいえぎりぎりまでは攻め込まれるスタイルで、 それゆえ話はどんどんとエロくなり、 なんか殆ど成人漫画になっていく。 まぁ、エロ要素はこちらでやって、「 秘密のレプタイルズ 」には持ち込まないでいてくれるなら、いいかな、 という感じ。


【データ】
鯨川リョウ (くじらかわりょう)
マルセイ!!
【初出情報】裏サンデー(2017年〜2018年) 【発行元/発売元】小学館 (2018/5/11) 【レーベル】裏少年サンデーコミックス 【発行日】2018(平成30)年5月16日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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amazon→ マルセイ!! 1 (裏少年サンデーコミックス)
前代未聞の全力おバカエロコメできました!
こんなの私、はじめて…!! 性犯罪を取り締まる組織『性犯罪特殊対策チーム』通称『マルセイ』。 これは卑劣な性犯罪者から日夜市民を守る、 マルセイたちの血と汗と涙のぶっ飛びエロコメである!! しかし侮るなかれ、本作はただのエロコメに非ず―― 時にエロく、時にメロウ、そして萌え×燃え。 オトコのココロに活を入れる、 未だかつてないエンタメ作となっている!
紳士淑女の皆様よ、この新世界のトビラを開いてごらんなさいな。 きっと新たな世界が見えるから。


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宮場弥二郎、ささしまえのき/アイドランク


アイドランク(1) (メテオCOMICS)

■アイドル漫画か、と思ったら、 酒飲み漫画だった。

人気アイドルグループ「アイドランク」、 武道館公演のあと、リーダー公称19歳が 部屋に戻って飲むのは、ビール。 実年齢23歳なので法的にはセーフ。 そして彼女は久々のオフに、自分のことを知られないような、 地元でなく若者がいない店へと飲みに出かけるのだった。


って行くのが立ち飲み屋。 そこでグループの後輩アイドルに出会う。 彼女は妹系で公式設定15歳。でも実年齢22歳。 そしてかなりの酒好き、飲み歩き好き、そして酒に強くて、 ただのおっさん級なのだった。 ってか立ち飲みいこいを経て丸健水産でだし割り頼んで 赤羽で7軒はしご。そして朝からまるます家。


という、これタダの酒飲み漫画だ。実在の店に取材しつつ、 その紹介風にはしないがきちんと店の特徴取り入れた 居酒屋グルメ漫画。ん?そうか? まぁ職場が一緒の女の子たちがプライベートでも わちゃわちゃしているという楽しさを 描く作品として読むと面白い。


【データ】
原作=宮場弥二郎(みやばやじろう)、漫画=ささしまえのき
アイドランク
【初出情報】COMICメテオ(2017年〜2018年) 【発行元/発売元】フレックスコミックス (2018/5/10) 【レーベル】METEOR COMICS 【発行日】2018(平成30)年5月20日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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アイドルだってたまには呑みたい!?
国民的アイドルグループ“アイドランク"の リーダー・赤羽サキ(公称19歳/ホントは23歳)に訪れた久々のオフ。 お酒を飲みに行きたいサキだったが アイドルのイメージが崩れるのは避けたい。
そこでサキはオジサンたちが多いため 自分がアイドルとバレにくい街に足を運ぶが、 そこには後輩アイドル大宮ほのか(公称15歳/ホントは22歳)の姿があった――!?
アイドル×お酒=顔バレ厳禁! 業界初の酔いドルコメディ!!


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宮場弥二郎/いのりちゃんの残業日誌

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矢部太郎/大家さんと僕


大家さんと僕

■かつて芸能人が「月刊カドカワ」で文章書いてたような感じかな。

第22回(2018年)手塚治虫文化賞 の短編賞を受賞した作品。 作者はカラテカの矢部氏である。東京学芸大学除籍と。 そうなのか。ちなみにお父上は絵本作家やべみつのり氏であるという。


内容としては、素朴な絵で綴る4コマもの。 実話エッセイ風、新宿区外れにある2階建ての家で送る 高齢の大家さんとの日常を描いている。 正直な話、特に上手くも面白くもない。ただし、品がある。 大家さんに品があるから、ということではあるのだが。


面白さが出ているといえば、それは、大家さんと作者との ジェネレーションギャップ。4回りほど違うので 世代のギャップというよりもカルチャーギャップに近い。 介護系のほのぼのエッセイでも近い線はいけるが、 一対一対応で密度の濃い話は専属介護か孫と祖父母的な 話でないとなく、しかし家族であるとそもそもの 前提が噛み合わないということがないので 本作のようなユニークさは生まれづらいだろう。


ちなみに、4コマで描かれているので、話は ある種ぶつ切り感がある。一方で、センテンス短めで 展開していく文章のように、4コマで一区切りがつくので、 だらだら長々と続いていくことがないという 利点も見られた。


個人的には、 本職の作家さんをまず評価し称賛するのが 大事じゃないかな、と思うのだけれど。 まぁ賞は出す側が勝手に決めればいいものではあるが。 そもそもこのクラスの漫画は、探せばいくらでもある。 本作はそれが漫画誌ではないところに 漫画家でない人が発表したから 普通の漫画と別軸で評価されたということなのだろうが。


【データ】
矢部太郎 (やべたろう)
大家さんと僕
【初出情報】小説新潮(2016年〜2017年) 【発行元/発売元】新潮社 (2017/10/31) 【発行日】2017(平成29)年10月30日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準)
■購入:
amazon→ 大家さんと僕
1階に大家のおばあさん、2階にトホホな芸人の僕(カラテカ・矢部太郎)。 一緒に旅行するほど仲良くなった不思議な「2人暮らし」の日々は、 もはや「家族」! ?
大切な人をもっと大切にしたくなる、 泣き笑い、奇跡の実話漫画!



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関俊三/宇宙人プルカ


宇宙人プルカ 1 (ホームコミックス)

■ドラえもん系寄生ものファンタジー。 綺麗な絵でギャグをやるとすると、 主人公の設定をいじるしかないのかな・・・。

宿主をみつけて共生し、最終的に自分の子孫を 産ませる寄生型宇宙人の話。カラスを 追っ払ってくれた少女と出会い、 彼女が交通事故に遭ったことで、 その命を救うために寄生することを決める。


額にぱかっと口があいて宇宙生物が 出入りする、というシュールな設定。 ロボット操縦的かと思うとそうではなくて、 少女には意識も意志もある。 美少女でもあるのだが、しかし一つ問題があって、 過去のトラウマから対人恐怖症であるという。 それじゃあ子孫どころじゃないじゃん、 と宇宙人は焦る話。


宇宙人が道具を提供しつつ、 少女は自分の力でなんとか社会生活の リハビリをはかろうとする話。 宇宙人はほぼドラえもん、ただし腹黒さあり。 少女はのび太くんよりは前向き。 ただし努力がついていかない。 読者としては応援したくなる。


色々な要素を詰め込んでいるので、 転がし方は自在。 ただそうなるとヒロインの設定は そんなにヘタレにしすぎないほうが 話に自由度ができたような気がして、 がちがちな設定ゆえにギャグ漫画としてしか 転がせなくなっている足かせに 残念さもあり。


【データ】
関俊三 (かんざきしゅんみ)
宇宙人プルカ
【発行元/発売元】集英社 (2018/1/19) 【レーベル】ヤングジャンプコミックス 【発行日】2018(平成30)年発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 宇宙人プルカ 1 (ホームコミックス)
プルカは寄生型宇宙人。子孫を残すための優秀なメスと捜索! …の前に事故発生の憂き目に。助けてくれた巨乳美少女・風香の命をつなぐために頭に住み着いたが彼女は対人恐怖ちゃんだったのです!! E.T.ハートフルコメディ開幕!!



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縞田理理、みよしふるまち/台所のドラゴン


台所のドラゴン 1 (MFC ジーンピクシブシリーズ)

■ドラゴンというファンタジー要素を現実に混ぜるとなると、 舞台設定はやはり現代というわけにはいかないらしい。

1980年代の東欧を舞台に、 美大入学には失敗したが賞の副賞で留学の権利を 手に入れた画家の卵である日本人の少女を描く話。


異国で何かを学んでいく少女を一方の軸にしつつ、 物語の主軸は題名のとおり、彼女が借りて住む 家で卵からかえったドラゴンとの共棲。 トカゲのように見えたが火を噴いたことで 少女はこれはドラゴンなんだなと理解している。


異種生物交流ものファンタジー、という感じだろうが 一巻の時点ではペットものとあんまり変わらないのでは? という感じ。ドラゴンは可愛いが、家の外まで 話が広がらないので、読み手としてはまぁ愛でたい もののどういう感じで読んだらいいのかなと 戸惑う。


あまり目についてはいけないキャラクターである、 という点が今後の焦点にはなるのだろう、 一巻巻末ではその素振りを見せて終了となる。 雰囲気は良いが、とはいえ、雰囲気ものにとどまり、 なんとも評価しづらい。


【データ】
原作=縞田理理(しまだりり)、漫画=みよしふるまち
台所のドラゴン
【発行元/発売元】KADOKAWA / メディアファクトリー (2018/3/26) 【レーベル】MFC ジーンピクシブシリーズ 【発行日】2018(平成30)年3月26日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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amazon→ 台所のドラゴン 1 (MFC ジーンピクシブシリーズ)
1980年代、東欧。日本人留学生・ののが買ってきた卵から孵化したのは、トカゲのような生き物。成長するにつれて、伝説のドラゴンに近づいていき…。一人と一匹が暮らす、欧州舞台日常ファンタジー。


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みよしふるまち/東京ラストチカ

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