安藤正基/ぶんぐりころころ


ぶんぐりころころ(1) (KCデラックス 週刊少年マガジン)

■実在する文房具を使った漫画。 内容はコロコロコミックで掲載していてもいいような 感じですが・・・。

著者がバイト先で扱っていた最新の文房具を 使ったマンガがあったら面白いのでは、 という発想で描いて担当に送った作品が日の目を見た、 という、好きこそものの上手なれ的な話だろうか。


実在の文具が次々出て来るのが魅力な、 文房具版の「だがしかし 」である。ちなみにヒロインは文房具屋の 娘でありなんかしらんが親は出てこない。 そこに乗り込むのが周辺を地上げしてテーマパークを 作ろうとしている企業の御曹司。 同意書にサインを貰おうとしているのだが 果たせず、という大きな物語は一応あるが、 コロコロコミック、いや講談社なのでボンボンというべきなのか、 その程度の安い話である。


エピソード自体はまぁ面白い。 とはいえ文房具の魅力を引き出しているのかといえば、 適切な場面を用意できているとはいえず。 そこが「だがしかし」ほどには適切な舞台を設定できなかった 本作の弱さだろうか。


【データ】
安藤正基 (あんどうまさき)
ぶんぐりころころ
【発行元/発売元】講談社 (2017/6/9) 【レーベル】KCデラックス 週刊少年マガジン 【発行日】2017(平成29)年8月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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amazon→ぶんぐりころころ(1) (KCデラックス 週刊少年マガジン)
デジタル全盛の現代。えんぴつ、消しゴムだのの時代は終わった……!? まさか、とんでもない! 進化を止めない魅惑の“文房具”たちの世界を柿心地さららがナビゲート! 第1巻には、消えるボールペン、針なしステープラー、超便利マグネットバー、キング・オブ・消しゴム、アニマルラバーバンド、芯の折れないシャープペン、イケメン付箋、魔法のインキ、サクサク切れるハサミが登場!!


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押切蓮介/ぎゃんぷりん


ぎゃんぷりん(1) (アクションコミックス)

■なんだこれ?パチンコものマンガだが 女子4人のギャンブルもので遊ぶ台は架空のもの・・・ CRミスミソウって自作使ってギャグやってるのかコレ。

前夜雀荘で徹夜してそのまま朝に開店前の パチンコ屋に並ぶのは女性4人。 そして10時間後、彼女たちはそれぞれ 5万円超の負けを抱えて店を出る・・・。


基本シビアなパチンコギャンブルもの。 別に負け続けるってわけではないが、 いつまでこんなことやっているんだろうとか、 パチンコはいつまであるのかとか、 その辺のネタをツッコみつつの不穏なギャンブル マンガというのはそうそうない。


そして出て来る台が、著者の自作を使ったもので、 なるほどそれならいくらでも描けるし 権利問題も生じない。というかその架空の パチンコ台を作るというネタから始まったマンガなのか、これ。


個人的にはパチンコはさっぱりなのでよくわからないが、 熱くなる人間が描かれるマンガとして読めばまぁいいのだろう。 ところで途中途中では著者たちの賭博実録も挟み込まれる。 そこではなぜか競馬とパチの組み合わせ。詳細はあまり描かれず 消化不良感たっぷり。競馬をやる者から見ると本当に中途半端で、 宝くじ感覚かい、と思う内容は、こんなの単行本に載せなくてもいいのと 違うか、と言いたくなる。のだが、なんと巻末で 主人公たちが馬券に走り、ビギナーズラックか万馬券を特券 で当てるという展開となり、続刊は競馬ものになるらしい?本気ですか・・・。


【データ】
押切蓮介 (おしきりれんすけ)
ぎゃんぷりん
【初出情報】漫画アクション(2016年〜2017年) 【発行元/発売元】双葉社 (2017/5/27) 【レーベル】ACTION COMICS 【発行日】2017(平成29)年5月27日第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ ぎゃんぷりん(1) (アクションコミックス)
パチンコ、スロット、宝くじ、オートレース、カジノ、競馬、麻雀、競輪、競艇、etc… 刺激と興奮の楽園……賭場!!そこに入り浸り、脳汁を出すことにのみ全力を注ぐ乙女たちがいた。 ギャンブルに溶かす青春――第1巻!!


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福田泰宏/まどからマドカちゃん


まどからマドカちゃん(1) (モーニング KC)

■出落ち気味な設定で、なんでもありな展開。 無茶な一品だが、好きか嫌いかと問われれば、個人的にはかなり好き。

サラリーマンが雨宿りした軒先の、その窓がスパンと音を立てて開く。 するとそこにはタバコをすおうとする女性が。 サラリーマンに気づくと彼女は再び窓を閉めるがそこには 「しばらくお待ち下さい。マドカより」と書いた紙が貼られていた。 すると再び窓がスパーン!!と開き、そこには寿司カウンターと 「マドカ寿司本日開店」の文字が・・・。


軒先で出会った男女のコメディ。 どういうわけか女の子の部屋はどこでもドアに繋がっているかの ように様々に変わる。 釣り堀にまでなってしまうのだから、現実にはありえないファンタジーである。


出落ちかつなんでもありで適当な作品に見えるが、 女性が無言で相手を引きずり込み、男性がそれを受けて ツッコミながらも振り回されるこの展開は、 漫才かコントだと思って見れば良いのだろう。


【データ】
福田泰宏 (ふくだやすひろ)
まどからマドカちゃん
【発行元/発売元】講談社 (2017/5/23) 【レーベル】モーニングKC 【発行日】2017(平成29)年5月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ まどからマドカちゃん(1) (モーニング KC)
あんな格好やこんな格好で窓から姿を現す不思議な女の娘(こ)マドカちゃんと、彼女に翻弄されるサラリーマン・小田君の、ニヤニヤ必至窓際コミュニケーション!


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宮成樂/晴れのちシンデレラ magical


晴れのちシンデレラ magical 1 (バンブーコミックス)

■続編ではなくストーリー漫画化という形でのスピンオフ。

貧乏暮らしから一転、お嬢様暮らし若葉マークのハルさんと その弟あたる君を描く 「 晴れのちシンデレラ 」のスピンオフ。ただし内容は同じ。 4コママンガである本シリーズから派生した ストーリー漫画版が本作である。


そもその設定が全く語られないので、前作を読んでいる、 少なくとも知っていることが大前提。 姉弟がかなりの能力の持ち主であることも同様。 なので、まるで同人誌のような内容になっている。


まぁファンサービスなのだろうから別にこれはこれでよい。 ただ、ストーリー化された分、ネタ数は少ないので 濃度は低め。 なお続刊が発売されました→ 晴れのちシンデレラmagical 2 (バンブーコミックス)


【データ】
宮成樂 (みやなりがく)
晴れのちシンデレラ magical
【発行元/発売元】竹書房 (2015/5/30) 【レーベル】BAMBOO COMICS 【発行日】2015年5月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 晴れのちシンデレラ magical 1 (バンブーコミックス)
お嬢様高校きっての才媛、春姫こと春日晴さんには、人に言えないお悩みが…。 極貧生活から一転、いきなりお嬢様になってしまった超庶民派お嬢様のハラハラギャップ生活♪  大人気四コマが、ショートストーリー編となって、magicalに新登場!!  より表情豊かになったお嬢様たちの毎日、覗いて見てね!!


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朝日悠/おじさんとみーこ


おじさんとみーこ 上 (ZERO-SUMコミックス)

■疑似家族もので疑似近親相姦もの。

青年が実家に行くと、そこには少女が一人で住んでいた。


特殊な設定を前提にした同棲というか同居もの。 少女は青年の兄の娘。祖父母つまり青年の両親の 家に預けられていたが、その祖父母は事故で死亡。 でも彼女は一人でそのまま住んでいた。父を待ちながら。 でも、恐れながら。


虐待か、というとそうでもなく、ただしネグレクトには 近いのかも、という話の様子。少女の出生の事情 が明らかになると、なるほどそういうことかと納得はする。


おじさんはこの少女に手を出すので、 綺麗な疑似家族ものにはならない。 とはいえ設定は近親相姦的なものを回避している。 ただし淫行条例には抵触しそうな・・・まぁ そういう関係であることを決定的に示す絵はないが。


おじさんである青年は抑圧されてきた少女を解放する 存在であり、一方では少女を囲い込む存在でもある。 とはいえこの人は一体何者なのか、どうやって生計を立てているのか、 は上巻では描かれず。過去に何かあったらしいがそこも 詳しくは説明されず。


良くも悪くも同人誌的で、実際同人誌がベースということで、 世界観はしっかりしているものの雰囲気ものの域を出ない作品に見える。 下巻を読めば印象も変わるのだろうが、そもそも上下巻 でリリースするなら上巻でもう少し色々な説明を消化 すべきだと思う。この構成は下巻に役割をぶん投げすぎ。 編集者は商業誌の単行本の在り方としてそのあたりを 明確に指示指導する必要があったのではないか。


【データ】
朝日悠 (あさひゆう)
おじさんとみーこ
【発行元/発売元】一迅社 (2017/5/25) 【レーベル】ZERO-SUM COMICS ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→おじさんとみーこ 上 (ZERO-SUMコミックス)

祖父母に預けられ、迎えに来ない父親を一人、待ち続けるみーこ。そんな、みーこの前に叔父を名乗る男性が現れる。そして始まった、おじさんとの奇妙な共同生活。明かりが灯っている家、誰かと一緒の生活、ただそれだけのことが眩しく映る。みーことおじさん。そこに芽生えたのは、恋か。憐れみか。これは、恋を知るための物語―――。


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森山絵凪/この愛は、異端。


この愛は、異端。 1 (ヤングアニマルコミックス)

■少女と契約した悪魔の話。 レーベルと方向性からしてエロ漫画にしたいのか? と思ったが。

少女は何度も命の危険に面したが、 その都度運良く生き延びてきた。 しかし13歳のときに父母が死亡。 親戚を転々としているうちに性的虐待を 受けかけて、絶望で自殺をするも 死にきれず。そこで彼女は古本屋で見かけた本 を手に悪魔を召喚するのだった。


実は彼女を生まれる前から目をつけていた 悪魔が、彼女と契約して、人間の姿に形を変えて 彼女を守る話。これが花とゆめレーベルであれば 綺麗な内容に仕上げるのだろうが、ヤングアニマル レーベルなので方向はエロ寄り・・・ と思いきや、案外そこまでは振り切れず。


とはいえ堕天使である悪魔はあくまでも悪魔なので、 契約を迫る。一方で、少女を愛しすぎている ので彼女を慈しみ守る面もある。 ただし、彼女は自分のものだと 思っているので、彼女に近づく者は 遠ざけようと画策もする。


二人の仲は禁断の関係のような 近親相姦のようなものでもあるが、 実際はそうではない。そんな微妙で絶妙な設定にしたのは見事。


【データ】
森山絵凪 (もりやまえな)
この愛は、異端。
【初出情報】ヤングアニマル増刊嵐(2016年〜2017年) 【発行元/発売元】白泉社 (2017/5/29) 【レーベル】ヤングアニマルコミックス 【発行日】2017(平成29)年5月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ この愛は、異端。 1 (ヤングアニマルコミックス)
天涯孤独の少女・淑乃は古本屋で見つけた1冊の本から悪魔を呼び出してしまう。呼び出した悪魔・べリアルが提案した契約は、一つ対価を支払えば、一つ願い事を叶えてもらえるが、淑乃が死ぬまでずっと悪魔と共に過ごすという物で…。


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九十九森、さとう輝/虹のひとさら 江戸前の旬外伝


虹のひとさら ( 1) (ニチブンコミックス)

■ はみ出しものだが才能やアイディアのある二人が いがみ合いつつタッグを組むバディもの料理マンガ。

静岡県に本社のある回転寿司チェーンの商品開発で、元気だが空回りな 感じな26歳の女性が主人公。彼女が、銀座の店の責任者を任される。 それはグループ唯一の都内の店舗。赤字続きの店の再建を任された、 と考えたヒロインはがむしゃらに前向きに店のことを考える。ただし 発想はやや斜め上か。 一方で頑固そうな職人はそんな彼女と対立する。


という序盤から始まるが、実は会社の目的は銀座の店を閉じること。 閉店後に地所を転売する算段でいたのは社長。 この社長がボンボンであり会社の金を使いこんでおり、 その穴埋めのために金を借りているらしく、 目をつけたのが銀座の店だという、どうしようもない設定が 背後にあることが語られる。


そんな話なので大きな物語はどうでもよい。 とはいえおかげで、名のある店の大将であったらしい店長と、 創造性のあるヒロインとがやりあいながらも良いコンビになるという 王道のエピソードが早々に展開されており、 本社からの無理難題もあっさりと乗り越えていくので 読んでいてストレスはない。


築地とは店長がコネがあり、一方でヒロインは料理学校で 柳葉鱒之介の教えを受けているという点で 「江戸前の旬」の外伝らしい話となっている。


【データ】
原作=九十九森、劇画=さとう輝
虹のひとさら 江戸前の旬外伝
【初出情報】漫画ゴラクスペシャル(2016年〜2017年) 【発行元/発売元】日本文芸社 (2017/5/29) 【レーベル】ニチブンコミックス ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→虹のひとさら ( 1) (ニチブンコミックス)
寿司漫画の金字塔「江戸前の旬」スピンオフ最新作の舞台は、回転寿司店!! 美味しく、安く、そして楽しいのが回転寿司。そう信じる回転寿司チェーンの開発担当・篠崎沙羅が、お客さんが虹を見たときのようなときめきや幸福感を味わえる「虹のひとさら」を作るべく、日々奮闘する!!


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