【オススメ】 十三木考/トラップヒロイン


トラップヒロイン(1) (裏少年サンデーコミックス)

■【オススメ】男の娘、女装男子もの。 学校でも公認、でも本当に男子なの? という悶々で引っ張る話。

ゲームの好きなキャラクターが実は 男でした、という発表があって以来、 男好きとからかわれ、好きだった女子にも 謎の応援をされたことで傷ついた主人公。 なので高校は誰も自分のことを知らない県外に 進学したのだったが、そこで一目惚れした子が リアルに男子で、しかも、自分と同じ 下宿先の同部屋の住人だった。


リアル男の娘話。別に女装男子に偏見がある わけではないが、トラウマと、どきまぎしてしまう 気まずさで妙なあたりかたをしてしまう主人公。 とはいえさすがに一緒の時間が多いことから、 ヒロイン?と仲良くなっていく。


ヒロインの男の娘にはそれなりのなにか理由が あるのだろうが、そのへんはさらっと隠された 状態で、主人公にフォーカスして進んでいくのは 話の展開として良い感じ。 一方、学年の美少女からも主人公がアプローチされる というハーレム展開もあり。


主人公がある種のカミングアウトをして 学校に通っている話はあんまりないのかな? と思いつつ、「ストップ!!ひばりくん!」は1980年代におんなじような話を やってたんだよな。あっちはギャグ主体だけれども。 ちなみに、江口寿史に隔週や月イチ連載を認めなかったのは、 少年ジャンプの失敗、汚点だと思っています。



十三木考 (とみきこう)
トラップヒロイン
【初出情報】裏サンデー(2018年) 【発行元/発売元】小学館 (2018/6/19) 【レーベル】裏少年サンデーコミックス 【発行日】2018(平成30)年6月24日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ トラップヒロイン(1) (裏少年サンデーコミックス)
「俺の同室者は…男…じゃない!!?」
俺のルームメイト・小日向真は男子。 …なんだが、女子の制服を着て、女子みたいなか細い手足で、女子みたいな声と仕草。 コイツ、本当に男なのか――??
可愛すぎる男子(?)に惑わされる中毒者、続出中!! ちょっと変わった青春学園ラブコメディー


■当サイトの月間オススメはこちらから

【オススメ】 泉一聞/テンジュの国


テンジュの国(1) (KCデラックス 週刊少年マガジン)

■【オススメ】18世紀のチベット、 という特殊な舞台仕立てで送る、 おとぎ話のようなラブリーな話。

18世紀のチベットで、医者見習いの13歳の 少年を主人公に描く話。 薬草好きである種のオタク、 でも読み書きが出来て平和を愛し人の 痛みを自分のもののように感じる、 誰もが認める良い人の主人公。 その彼のもとに、これまた性格がよく 可愛い婚約者がやってくる、という内容である。


平和な山間の村、という設定を、 実在の地で展開するということはなにか意味が あるのかしらんと思うが、清朝支配下の チベットってどんな感じなのだっけ?と こちらに理解がないので正直 真意がわからない。ただのほほんとした 話を描くつもりなら架空の地でも良かったようにも思うが。


親が結婚相手を用意して、 そこでおままごと的感覚から 恋愛を育んでいくという流れは、 ほのぼのとしてラブリーで、 読んでいて微笑ましくなる。 ただ舞台設定になにか意味があるんだっけ? というのは気になってしまう。 このままほのぼの話をのほほんと楽しんでいい のだろうか・・・いやたぶんいいんだろうと 思うのだけれど・・・。


【データ】
泉一聞 (いずみいちもん)
テンジュの国
【発行元/発売元】講談社 (2018/3/9) 【発行日】2018(平成30)年3月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ テンジュの国(1) (KCデラックス 週刊少年マガジン)
十八世紀、チベット。山間のとある村に住む13歳の医者見習いの少年、カン・シバ。ある日、薬草採取から帰宅すると、家には嫁ぎ先に向かう花嫁とその一行が滞在していた。花嫁の名前は、モシ・ラティ。彼女は、異国からはるばるやってきたカン・シバの花嫁だった…! 心優しい少年と不思議な花嫁が織りなす、チベットの日常が満載の、ほのぼの物語。


■当サイトの月間オススメはこちらから

【オススメ】 山東ユカ/渚は太陽をひとりじめ


渚は太陽をひとりじめ (1) (まんがタイムコミックス)

■【オススメ】他愛もなく可愛らしい友達以上恋人未満な 関係の4コマ話。鉄板なネタを設定きちんと作ってオトナ でやると、しかしこうも恋の進展しようがなくなるとは・・・。

見た目が怖いSEの男性が主人公の不器用恋愛4コマ。


相手は高校の同級生。アニメにはまりグッズにゲームに リアルイベントも追っかけるヲタな彼女は、 近すぎる友達の主人公に恋愛フラグがなかなか立たない、 という展開。彼女はなにかというと主人公を頼るが、 あんまり頼みすぎてはいけない、みたいな遠慮もあり。 主人公は先に踏み込んでいけない、という 譲り合い状態。


主人公の懐が広く、また友人が いないので彼女に時間も精神も プライベートのすべてを割けるということもあり、 ただでさえすごい存在なのだが、 この人は無欲ゆえか引きが素晴らしく 彼女の代わりに引くものすべて最高のものを 引き当てるという、そりゃ彼女にとっては 神だろう。


ここまで神すぎるとそれはさすがになかなか 恋愛に話は流れないかもしれない・・・ ということで、だるだるずるずると した関係が続くのも納得? オトナの友達以上恋人未満な話を、 他愛もなくしかし可愛らしいものに していて、心あらわれる。


ちなみに、 オタクに理解のある人っていうのは こう人なんだろうなぁ、と考えると ハードルが高すぎるので、 この主人公は神だと思った方が よいです。


【データ】
山東ユカ (さんとうゆか)
渚は太陽をひとりじめ
【初出情報】まんがタイムスペシャル(2016年〜2018年) 【発行元/発売元】芳文社 【レーベル】MANGA TIME COMICS 【発行日】2018(平成30)年7月15日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 渚は太陽をひとりじめ (1) (まんがタイムコミックス)
グッズ厨の彼女に夢中!!
太陽はSE。見た目が怖くぼっちでいることが多い。 そんな彼が片思い中なのは高校の同級生の渚。 彼女は好きな作品のグッズに夢中。 オタを自認する彼女は太陽が自分を 好きになるわけないと思い、太陽は嫌われたくないので告白できない。 そんな二人が繰り広げるラブコメ4コマ第1巻。


■当サイトの著者他作品レビュー
山東ユカ/ロボ娘のアーキテクチャ
山東ユカ/スパロウズホテル
【オススメ】 山東ユカ/カテゴリ・テリトリ
山東ユカ/みずたま注意報

■当サイトの月間オススメはこちらから

【オススメ】 早坂啓吾/ゆとりやくざ


ゆとりやくざ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】暴力団組織に空気の読めない 人間がいたら・・・というコント。 手数の多さは素晴らしい。

暴力団の新入り構成員となった主人公は ゆとり体質、挨拶も適当、電話も出ない、 定時退社に有給も求める彼には 皆イラつくものの組長の知り合いで組に入った 事情から誰もうかつには手を出せないのだった。


ふざけた主人公の空気を読まない行動が 周囲のツッコミを誘発する、というタイプの ショートショート。 本作が上手いのは、 ヤクザという特殊な環境を舞台に設定したこと。 主人公のボケは空気は読んでいないが、 発想は変人のそれではなく 一般人的なもの。なのでボケが無茶ではなく、 無理せずに済んでいる。


これはブラック企業を舞台にした コントにも近いが、 ヤクザの場合は、皆が想定するなんとなくのヤクザ像 という共通のファンタジーがある分、 やりやすいのかもしれない。


あとは、ふざけた主人公が組長の紹介で入ったという 経緯から泳がせるしかないとか、そもそも 一般人視点の意見でもあるので同意する点も 多いという設計は、単にネタを仕込んでオチに持っていく だけの漫画よりも構造が巧妙。想像以上に楽しめた。


【データ】
早坂啓吾
ゆとりやくざ
【初出情報】グランドジャパン(平成29〜30年) 【発行元/発売元】集英社 (2018/6/19) 【レーベル】ヤングジャンプコミックス ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ ゆとりやくざ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
武闘派暴力団「過獣組」に入社(?)してきたのは、ゆとり世代の新入社員だった!! いついかなる時も超マイペースな「ゆとりやくざ」の市後に振り回されまくりの先輩ヤクザたち。仁義なきボケとツッコミの応酬に気付けばアナタも中毒必至!!



■当サイトの月間オススメはこちらから

【オススメ】 鰤尾みちる/篠崎くんのメンテ事情


篠崎くんのメンテ事情 1 (シルフコミックス)

■【オススメ】 サラリーマンである主人公の最近の悩みごと。 それは、首が取れやすいことだった。

一般的なサラリーマンであるという 主人公の悩み事は、最近首が取れやすいということだった。 そんな彼のもとに見知らぬ女性が訪ねてきて、 彼にこう確認をする。「あなたは“人蔵人間”ですね?」


そんな、ちょいブラックなファンタジック・コメディ。 ん?人造人間じゃないの?と思うが、人蔵であるらしい。 体内が機械である以上にいろいろなものが収められる蔵の ような構造になっている、と。それができるのは、 そもそもが魔法の力によるものなようで、 本作は魔法使いものの変化球という感じ。


ユニークなのは、主人公が自分が普通の人間であると 思いこんでいるところ。普通の人も首は取れるものだ、 しかしそれはデリケートでプライベートだから 言わないだけなのだ、と思っていたところ。 この脳天気な設定ゆえに話はどうとでも転がせる。


ついでに、そのメンテナンスをするのは 主人公にそもそも施した魔法使いの孫で、 魔法自体はほぼ使えないが機械いじり、メンテナンスに 没頭しており魔法使いとしての劣等感を全く抱いていない、 という設定の捻り具合。


魔法使いがいる世界であることを ベースに使いつつ、魔法がメインでない 話を展開しているところが、読んでいて飽きない点だろうか。 なんかへんなものを読まされている感はあるが、 え?これでもう一巻終わりなの?というぐらい あっという間の読了だった。まぁ本編150ページ程度なので 若干短めなのは確かなのか・・・。


【データ】
鰤尾みちる (ぶりおみちる)
篠崎くんのメンテ事情
【発行元/発売元】 KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2018/6/22) 【レーベル】シルフコミックス 【発行日】2018(平成30)年6月22日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 篠崎くんのメンテ事情 1 (シルフコミックス)
最近“首が取れやすい”ことが悩みのごく普通のサラリーマン・篠崎の元に、突然現れた少女・ユーヤケ。 ユーヤケが言うには、篠崎はユーヤケの祖母である魔術師に体を魔改造され、体内に大量の機械が搭載されているらしい!?  ユーヤケに体内の機械の定期メンテナンスを受けることになった篠崎だが……。

新鋭・鰤尾みちるが描くちょっとフシギなゆるゆる魔改造ライフ開幕──! 描き下ろし番外編『ユーヤケと蒼い星』収録


■当サイトの月間オススメはこちらから

【オススメ】 福島聡/バララッシュ


バララッシュ 1巻 (ハルタコミックス)

■【オススメ】アニメに邁進する二人の話。 「バクマン。 」っぽい、かな。

ロードショーの新作アニメを 見に行く二人の男性。 それは作画監督と映画監督。 地元での凱旋興行を ひっそり鑑賞し喜びを噛みしめる。 そんな「大団円」と 題された回から始まる物語。


この手の、未来を描いてから 過去に遡るスタイルの作品は 個人的に好みではない。 ないのだが、本作の場合は、 成功が見えている話であるのは、 安心感があるかもしれない。


高校時代、ヒエラルキーの 上のほうにいた将来の映画監督。 彼はしかしアニメ好きであることを 隠していた。だが、同じ学校に、 かなりの絵を描ける人物がいることに気づく。


その彼にアプローチしたところから、 二人の話は動き出す。 明らかに天才だが、その才能の 使いかたがわかっていなかった人物に、 アニメを見せ、その道を指し示し、 誘導する主人公。


この話が良いのは、主人公は 凡人である、と設定したこと。 天才の隣で大丈夫なのか、と 問いかける、自身も凡人と 自覚しているプロの演出家というオトナを 早々に用意したのは、とてもシビアでシリアスで しかし現実的。 天才の隣にいるつもりなら、もっと図々しく 立ち振る舞え、もっとバカになれ、 というアドバイスが素晴らしい。


この、スタジオ見学の回から俄然面白くなった。 続刊が楽しみ。


【データ】
福島聡 (ふくしまさとし)
バララッシュ
【発行元/発売元】KADOKAWA / エンターブレイン (2018/6/15) 【レーベル】HARTA COMIX 【発行日】2018(平成30)年6月15日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ バララッシュ 1巻 (ハルタコミックス)

1987年、地方都市の平凡な男子高校生だった山口は宇部と出会う。共通点はテレビアニメ。地方で暮らすアニメ好きの青年にとって、共通の話ができる友人はかけがえのないものになった。深夜に待ち合わせて『王立宇宙軍 オネアミスの翼』封切のために並んだり、放課後に「『風の谷のナウシカ』鑑賞会」をしたり……いつしかふたりはプロのアニメーターへの道を進み始める。 『機動旅団八福神』、『星屑ニーナ』に続く福島聡の長編新作は、男ふたりのアニメと友情の物語!


■当サイトの著者他作品レビュー
福島聡/星屑ニーナ

■当サイトの月間オススメはこちらから

【オススメ】 高村真耶/ヨルの鍵


ヨルの鍵 1 (ジャンプコミックス)

■【オススメ】自分の能力で街を消滅させてしまった 少年の物語。切ない設定だが、暗い話にせずに 展開しているのは良い試み。

魔法の力を借りて成り立っている世界の話。 人は魔法の力の扉、「鍵」をそれぞれひとつ刻まれて この世に生まれてくる、というファンタジー。


主人公は、幼い頃に魔法を暴走させ、 家も友達も家族も、街ひとつ全体を消し去ってしまった という過去を持つ。ただし彼はその国の王子であり、 町外れに隔離されつつも、罰せられることもなく 生き続けてきた。


それは当人にとっては 辛い日々。しかし理解のある先生とともに、 自分の力と、失われた街の修復を目指して研究を 続けている。彼自身は償いたく、生きることへの後ろめたさも あり、という暗い設定。そういうテイストで話が続くのか? と思うと、ここからが素晴らしかった。


別の強力な力を持つ人物が彼のもとに現れ、 それを追う軍部の者も登場。 王子は軍人と対立しつつ、結果的に拳と拳をあわせた ことで友情が生まれる的な少年漫画の王道決着。 しかしそのスポ根めいた方向も、 主人公の置かれた環境やキャラクターが少年漫画らしくなく、 寧ろ少女漫画的なストーリーであることから 巧く効いている。


辛い立場の人物が健気に頑張る、という方向で、 物語は比較的明るめに展開していく様は 重そうな話かな?という読み始めの印象を覆し、 続刊への興味を引いた。


【データ】
高村真耶
ヨルの鍵
【発行元/発売元】集英社 (2018/6/4) 【レーベル】JUMP COMICS + ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ ヨルの鍵 1 (ジャンプコミックス)
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】人は皆、魔法の扉を開く「鍵」を宿して、この世界に生まれ出づる。幼き王子は、その魔法で民を殺し、街をひとつ消し去った…。物語は絶望の果てに始まる――。


■当サイトの月間オススメはこちらから

<< | 2/326PAGES | >>

search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile






















ブックオフオンライン

チケットぴあ

ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM