望月桜/恋にならないシェアハウス


恋にならないシェアハウス(1) (A.L.C.DX)

■過去のある者たちが集まるシェアハウス物語。

管理職になりマネジメントが大変で、やりがいはあるが 毎日ギリギリなヒロインは自分で買った中古マンションで 彼氏と同棲中の31歳。プロポーズを待っていたが、 早く帰宅したある日、帰ると彼は浮気していた。


自分の部屋に居候している相手がそこで浮気していたらそりゃまぁ 堪忍袋の緒も切れよう、ということで、彼を追い出し、 その勢いで婚活サイトへの登録を考えた彼女が最終的にとった行動、 それはシェアハウスへの入居だった。


男性も住む男女2人づつのシェアハウス生活の話。 それぞれの入居者にはそれぞれの背景があり過去があるという 設定だが、それがこのシェアハウスではうまくいっている、 というのはある種のファンタジーではある。


が、そういうことがうまくはまることも実際ママあるわけで、 そうしたある種の理想郷としてシェアハウスが描かれている。 そこに、ヒロインが今後の出産を考えると今の時期に婚活しておきたい、 という話が絡んでくるのが、リアルな問題ではありつつも、 混ぜたらキケンな気もするが。


説妙なバランスでキレイな話に仕上がっているが、 恋愛話に寄せていってしまうのは勿体ないと思いつつ。 着地点が何となく見えてしまっている感じもあり。


【データ】
望月桜
恋にならないシェアハウス
【発行元/発売元】 秋田書店 (2020/1/16) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 恋にならないシェアハウス(1) (A.L.C.DX)
アラサーOL、真奈は仕事も恋も順調! 同棲中の彼氏と結婚目前…だったはずなのに、彼氏の浮気で別れることに!! 頑張ってもうまくいかない日々を変えたくて、シェアハウスに入居したものの、そこには一筋縄ではいかない面々が…!? 問題だらけの大人の共同生活ストーリー!!


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早坂ガブ/警眼-ケイガン-


警眼-ケイガン- (1) (ビッグコミックス)

■警視庁の墓場と呼ばれる部署には、 常人では判断できない一瞬の表情から感情を読み取る能力を持つ刑事がいた。

議員の子息を送検したことで左遷された女性警部。配属先は 墓場扱いされている部署。そこにいたのは勤務時間中からギャンブルをしている 刑事。頭を撃たれた傷のある彼は、 顔を見ればテルが読める、一瞬の表情から感情が読める、と言うのだった。


上司である女性警部が捜査する事件の現場で、部下である刑事が 容疑者の表情を読みつつブラフ、ハッタリを効かせて解決へと導く バディもの。超常現象的な能力という点で刑事ものとしては 反則技に近いが、細かい表情を読み解くことで謎を解いていく、 というのはそう突飛な話ではなく納得できる設定。


能力を制限できないが故の苦悩も垣間見せつつ、 下ネタ絡めた笑いで全体に陽気な雰囲気を醸し出し、 他の刑事たちを巻き込みレギュラー人物を増やしていくことで 物語を少しつづ大きなものに転がしていく展開か。 続刊では主人公の過去の話も絡めてくるようで 物語はより深まりそう。


【データ】
早坂ガブ
警眼-ケイガン-
【発行元/発売元】 小学館 (2019/12/26) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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人気爆発!戦慄の痛快クライム・サスペンス
警視庁の墓場と呼ばれる、捜査第六課…通称・ロクジ。 ロクジとは、「南無阿弥陀仏」の六字を指し、警察の隠語“死体”を意味していた。 ある日、ロクジへの異動を命じられた、大黒天音(おおぐろあまね)は窓際部署への転属に嘆く。 だがそこで、「テル」という謎の力を持つ、ギャンブル好きの風変わりな刑事・恵比寿警(えびすけい)と出会うのだった。 常人では判断できない一瞬の表情より、「喜び」「興奮」「嫌悪」などの隠された感情「テル」(兆し)を読み取る、恵比寿の能力…!! その「テル」の力をもちいて、凶悪殺人事件の数々に、二人が立ち向かう…!!
第1集では、CASE1「闇カジノ殺人事件」、CASE2「ワークショップ殺人事件」、CASE3「お笑い芸人殺人事件」の三編を収録!!


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早坂ガブ/女子高生刑事 白石ひなた

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真冬麻里/鉄槌とピエタ


鉄槌とピエタ(1) (アフタヌーンコミックス)

■23歳から24歳で作成した『ピエタ』に絡め、ミケランジェロと神々を描く作品。

15世紀、フィレンツェ、メディチ家。彫刻庭園で皆が学ぶなか、ひときわ クセの強い少年がいた。それが、本作の主人公、ミケランジェロ・ブオナローティだった。


彼の才は認めるものは認めていたが、しかし彼は悩んでいた。自分ならもっと美しいものを描けるはず、創れるはず、そう思うのに。もっと輝いて熱くて柔らかい魂のあるもの、そんな美しさを描出できるはずなのに、美しくない。そう思っていたとき、彼は、天使を見た。


実際に大天使ガブリエルを登場させ、それとミケランジェロを遭遇させたのはアイディア。 美の女神ではなく天使であるというところは芸術以外に頓着しなかったという天才にふさわしい設定ともいえる。天使の存在が彼の真の才能を花開かせた。そして本作は、あまり褒められた性格ではない不遜な主人公を描くにあたり、それ以上に不遜な天使をぶつけることで、掛け合い漫才というかどつき漫才のような構成に仕立ててきた。


パトロンとの関係性と制作物、ということ以外に話にしづらいミケランジェロ、そもそもが若いうちに才能を認められ生きているうちから評価をされた人物で、一方私生活にはこれといって特筆すべきことがない、という天才を描くにあたり、巧い手を考えたものである。


【データ】
真冬麻里
鉄槌とピエタ
【発行元/発売元】 講談社 (2019/12/6) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 鉄槌とピエタ(1) (アフタヌーンコミックス)
ルネサンス華やかなりし15世紀のイタリアを舞台に描かれる天才彫刻家・ミケランジェロと大天使・ガブリエルのドラマ! 天地創造、ダビデ像など美術史上に燦然と輝く名作を数々造り出してきた彫刻家ミケランジェロのもとに偏屈でナルシスティックな大天使・ガブリエルが天界から落ちてきた。歴史的名作の創作にまつわる数々の秘話、伝説を歴史に忠実に、しかもドラマチックで大胆な独自の解釈で描くヒストリカル・ドラマ! 読めばきっと歴史が、美術が、漫画が好きになっちゃいます!


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光永康則/時間停止勇者


時間停止勇者(1) (シリウスKC)

■異世界転生チートもの、というかゲーム世界転生もの+時間よ止まれ系ちょいエロもの。

現実世界でふとあげた写真が炎上し、この世界にはいたくない、と思った瞬間、主人公は別世界にいた。そんな適当なスリップではじまる転生もの。


その世界での彼の能力は、手元にあるコントローラーのポーズボタンでその世界の時間を止めることができるというもの。時間は無制限で止められ、その間は主人公だけが動くことができる。それを利用してスカートの中を見たりなんだりというちょいエロ要素を絡めつつ、よくよく見るとゲーム内の時間が経過していることに気づき、そのカウントダウンからゲームをクリアするまでの制限時間があることに気づくのだった。


時間制限があるゲーム、ただし何をクエストすれば完遂なのかはわからない。なのでとりあえず敵らしきものを退治するべく自分をその状況に置き、戦う相手に勝つために時間を止めては対策を講じていくという、実時間は結構費やしていくお話。


今ひとつ仕掛けとして納得しづらいのは、主人公が時間を止めている間はゲームのカウントダウンがストップするという点。でも実際に作業をするのはその時間停止チートの間なので、時間制限の仕掛けとうまく噛み合っていない印象が。とはいえエルフや盗賊を仲間にしてチーム編成したことでゲーム世界の時間を止めづらくなったことで時間制限の意味も切実になっていきそうではある。


【データ】
光永康則
時間停止勇者
【発行元/発売元】 講談社 (2020/1/9) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 時間停止勇者(1) (シリウスKC)
SNSが炎上して人生詰んだ――!! 青年・葛野セカイがこの世に絶望したその瞬間、彼は異世界にいた。しかも最強の能力「時間停止」を身につけて!! 金を手に入れ、停止した敵を一撃で倒し、そして片っ端から女子のスカートをめくり、大やりたい放題のセカイ。だが無敵に見えたその力には、とんでもない制約がついていて……!? ストーリーテラー・光永康則が送る、本格異世界ファンタジー!!


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舞城王太郎、小玉有起/ID:INVADED #BRAKE-BROKEN


ID:INVADED(1) BRAKE-BROKEN (角川コミックス・エース)

■殺人事件を、その殺意を感知するシステムと、 犯人の深層心理の世界にダイブすることとで追う物語。

車の中で目覚めた青年。ここが何処だが、自分が誰だかもわからない状態だが、 周囲で起こる交通事故に戸惑いながらもエンジンをかけ走り始める。 暴走トラックが事故を誘発しているのかと思い追いかけたが、運転手の様子を見るとどうも異なる。自分の車も含めてどれもブレーキが効かない状況のようなのだった。


マッドマックス的な世紀末に見えるこの世界は、実は殺人事件にまつわる犯人の深層心理にある殺意の世界。青年は、現実世界からその世界に潜っていった、殺人事件の真相を探る探偵という役回り。実際には警察がその潜った世界を観察しながら共に真相を突き詰めようとしている。


一方の現実世界。殺人を起こした者の思念を拾う機械が事件の捜査に使われている。その機械の反応から思念を撒き散らして走る車の追跡を始める。しかしその思念は、追いかけられているのを理解しているのか、巧妙に逃げていくのだった。そして、思念世界の中で追いかけている事件と、現実の事件とがマッチングしていく。


現実にはない近未来の捜査手法というのは面白いが、思念と思念世界という2種類の非現実的なものが出てくるので読み手としては飲み込みづらくもある。その発想は面白いものの、そこで追いかけている事件の全貌がふんわりしており、犯人は異常に有能で行動も素早い者に設定されており、その割には起こしているのが同乗したうえでの自動車事故というのが一巻時点の把握で、なに読ませれてるのかな…という感が否めない。ハード設計のスケールの割に、ソフトのスケールが異様に小さいというか…。アニメを見ればもう少し違う世界観が見えるのか?続刊まで読めば広がってくるのか?


【データ】
原作=舞城王太郎 TheDetectivesunited、漫画=小玉有起
ID:INVADED(イド・インヴェイデッド) #BRAKE-BROKEN
【発行元/発売元】 KADOKAWA (2020/1/10) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ID:INVADED(1) BRAKE-BROKEN (角川コミックス・エース)
とある高速道路のインターチェンジで目覚めた、記憶喪失の男の正体とは――!?無意識が加速する――!舞城王太郎と小玉有起というアニメオリジナルスタッフがコミック用に新たに描き起こしたコミック版!


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小玉有起/アソビバ
小玉有起/ブラッドラッド
舞城王太郎、百々瀬新/この恋はこれ以上綺麗にならない。
大暮維人、舞城王太郎/バイ オーグ・トリ ニティ

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【オススメ】KUJIRA/ホンノウスイッチ


ホンノウスイッチ(1) (BE LOVE KC)

■【オススメ】幼馴染が恋人関係になる、初々しくもオトナな話。

朝起きると裸で幼馴染と寝ていることに驚くヒロイン。2年半付き合っていたと 思っていた彼氏に振られ、幼馴染とやけ酒していた際に、セックスレスだったことを嘆いたところ勢いでそういう身体の関係になったのだった。動揺する彼女に対し、幼馴染の男子はこれを機会にと積極的にアプローチを始める。


幼馴染を、アクシデントから恋愛対象として意識しはじめる話。それがやることやってから、というのがオトナなところ。彼氏彼女の関係だと別れてしまうとそれで終わり、それなら大事な相手とは安全な位置でずっと友達のままでいよう、として幼馴染という関係を続けてきた二人。その関係を変えるには、まず一線を超える必要があったということか。


遅れてきた初恋ゆえにとまどっていた二人、特にヒロインが、どう幼馴染から恋人という関係に気持ちをシフトしていけるか。とはいえ今後は特にポイントとなることもないような気がするが、何をどう描いていくのかも含めて期待。


【データ】
KUJIRA
ホンノウスイッチ
【発行元/発売元】 講談社 (2020/1/10) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ ホンノウスイッチ(1) (BE LOVE KC)
彼氏にフラれた翌朝、目が覚めると、昔から知る幼なじみ・聖(ひじり)と同じベッドに!?失恋でショックのはずなのに、小和(こより)は「好きだ」という聖の言葉がどうしても忘れられなくて……!?「幼なじみ」から「恋人」って、どうやってなったらいいの!? 電子書店で大人気!オトナの初恋が初々しい、脱・幼なじみ じれキュンLOVE!【分冊版「ホンノウスイッチ」1〜4巻を収録】


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ミサキナギ、舘津テト、れい亜/リベリオ・マキナ


リベリオ・マキナ1 (電撃コミックスNEXT)

■平和な時代に、戦時の英雄となるはずだった者たちはどう暮らすのか。 ライトノベルのコミカライズもの。

過去に不適合として家から捨てられた記憶のある男子。その男子の世話を焼きながら一緒に暮らしている女子。彼女はゼンマイや歯車などのパーツに目がない。ゼンマイ仕掛けの機械人形、オートマタが労働力を担う現代。それは人間と吸血鬼が戦った後の時代。対吸血鬼戦争には戦闘用オートマタが使われていた。


その機械が暴走し、結果として人間と吸血鬼は手を組むことでオートマタを打倒した。現在は人間と吸血鬼が共存する世界。すべての悪をオートマタに帰せることでその平和を守っていた。しかし少女はそのオートマタ暴走の原因といわれる歯車の構造を愛していた。彼女はそのオートマタを開発した製作者の娘であることもその一因。そして彼女と暮らす「いとこ」の男子は実は戦闘用オートマタの生き残りの一体なのだった。


敵の敵は味方、という論理は永続的なものなのか。災害をもたらしたものは悪として葬り去ることは正しいのか。戦争の英雄は、平和な時代にどう生きるのか。これを、責められる立場の者、本当の出生を隠さなければいけない者を主人公として描く話。


しかしその、隠れていることを是とする設定でどう話を動かせるのか?というとこれは無理なので、新たな人物や状況を追加していくことになる。 まず、暴走するオートマタ。これを戦闘用オートマタである男子が止めていく。その現場を見た国軍の人間が彼に執着、その人物は吸血鬼王の娘だった、という展開で男子をめぐる三角関係風になりつつ、話はヴァンパイア革命軍というテロリストの登場により主人公たちがその騒動に巻き込まれつつ存在感を示していく話に転じていく様子。


【データ】
原作=ミサキナギ、作画=舘津テト、キャラクターデザイン=れい亜
リベリオ・マキナ
【発行元/発売元】 KADOKAWA (2020/1/10) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→リベリオ・マキナ1 (電撃コミックスNEXT)

欧州の中央に位置するヘルヴァイツ共和国。 オートマタ技術が発展し、人形と吸血鬼が共存する平和な国で、水無月とカノンは平穏な生活を送っていた――表面的には。 実は、水無月の正体は禁忌とされる戦闘用オートマタ《白檀式》の最後の一体であり、 またカノンは《白檀式》の開発者にして「虐殺の妃殿下」と呼ばれるハルミ・ビャクダンの実娘であった。
素性を隠し続けなければならない日々に水無月は鬱屈とした感情を抱いていたが、 ある日、作業用オートマタの暴走事故現場に遭遇したことで彼の運命の歯車は回り始める。 英雄になるはずだった少年と、姫であったはずの少女の熱き叛逆譚!



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