2019-05-14_コミック新刊

●2019年05月14日発売の「紙」書籍→(★☆は電子書籍あり:★は紙書籍と同発で安価、☆は紙書籍と同価格ないし紙書籍より発売遅延)

ぶんか社 ぶんか社コミックス 午前4時の白パン (ぶんか社コミックス) 木村いこ

★(電子版同発) マッグガーデン ビーツコミックス 映写室のわかばさん 1巻 (マッグガーデンコミックスBeat'sシリーズ) 青山克己/神田川あゆ


2019-05-13_コミック新刊



●2019年05月13日発売の「紙」書籍→(★☆は電子書籍あり:★は紙書籍と同発で安価、☆は紙書籍と同価格ないし紙書籍より発売遅延)

★(電子版同発) 講談社 KC KISS 長閑の庭(7) (Kissコミックス) アキヤマ香 → 【オススメ】 アキヤマ香/長閑の庭

★(電子版同発) 講談社 KCデラックス 前世カップリング(3) (パルシィコミックス) 杜若わか → 【オススメ】 杜若わか/前世カップリング

★(電子版同発) 講談社 講談社コミックス別冊フレンド プ女と野獣 JKが悪役レスラーに恋した話(1) (講談社コミックス別冊フレンド) 安曇ゆうひ

講談社 KC KISS 私の町の千葉くんは。(1) (KC KISS) おかもととかさ


【オススメ】 小坂俊史/新婚よそじのメシ事情


新婚よそじのメシ事情 (バンブーコミックス)

■【オススメ】新婚エッセイ漫画。それを、食、に絞って描いている点が面白い。あとがきのおノロケ具合も素敵。

一人暮らしが長くほぼ適当な自炊と外食で食事を済ませてきた四十路の漫画家が、結婚して初めて妻に手料理を作ってもらって、というお話。基本ほぼノンフィクションのショートだそうな。どこまで事実かしらないが読者としては面白ければそれでいい。


初回は奥さんのはじめての手作り料理に、今まで食べる機会がなかったがどんなものが出てくるのか、変なものは出てこないだろうが寧ろ敷居の高い料理が出てくるのでは、など考えつつ正座して待ち、でてきた料理が生姜焼きと言いながらポークジンジャーであるという展開に混乱するという、ある種の異文化遭遇的ものになるところが面白い。基本まぁ結婚生活コメディものは異文化ギャップネタが多いですが。


スーパーの使い分けエピソードは極めて納得。特色あるからね。しかしオチがレジネタというのは面白いが自意識過剰感あり、でもこれは逆算して書いたネタかなぁという気がする。カレーの話も、夫の家と妻の家で全く全然方向性が違うというのでこれもユニークだった。いや、関西のご家庭は牛肉にお金かけるって確かに聞く気がします。  続刊も出ました→新婚よそじのメシ事情 2 (バンブー・コミックス)


【データ】
小坂俊史
新婚よそじのメシ事情
【発行元/発売元】 竹書房 (2017/11/22) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 新婚よそじのメシ事情 (バンブーコミックス)
独身ひとり暮らし歴21年。食習慣がただれにただれた…そんな40男が結婚したーーー! 突撃! ホヤホヤうちごはん。マンガ家小坂俊史(新婚)のほぼノンフィクション新婚食卓ショート! ★単行本カバー下画像収録★


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多田由美/レッド・ベルベット


レッド・ベルベット(1) (ワイドKC)

■親や環境に左右される少年の話を、アメリカナイズされた舞台 で描く。映画を見ているかのような流れる構成は見事。

まだ幼い少年の母が亡くなる場面から話が始まる。父は母にまつわるものをすべて封印してしまう。一方で少年は母のケーキのレシピを探し求める。幼馴染の隣家の少年は、悪い連中の窃盗の手引きに使われている。母親は入院中で父親との仲は険悪。ただしそれが双方を思うがゆえの親子の葛藤、歪みでもある。


親子の関係がこじれるなか、治安がさして良くない環境に少年たちが左右される悲劇。それをアメリカ舞台で描く話。80年代から90年代にオシャレとして流行った、描く話は別にオシャレでもなんでもないのだが纏った空気感は確かにオシャレに見えた作品を今あらためて読むような感じ。こだわりのある題材で十年一日な作品を描くことは別に悪いことと思わない。とはいえ新しさは感じないが、古臭さを覚えることもないので別に良いのだろう。


映画のカット割のように一コマづつカメラワークが変わる構成は、流れができて読んでいて心地よい。テクニックとしては申し分なく、一方で話がどうしても明るくはない。あとがきを読めばそれはパーソナルでプライベートなことに表現したいことがあるからとわかる。あとは読者がそれを受け入れるかどうか。環境から抜け出せない子供の話、というのは切実な問題ではあるのだけれど、それをフィクションとして、漫画として読みたいかどうかはまた別の話。


【データ】
多田由美
レッド・ベルベット
【発行元/発売元】 講談社 (2019/4/23) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ レッド・ベルベット(1) (ワイドKC)
多田由美史上最長の連載作、待望の単行本化!亡き母が残したケーキ店のレシピを集めるアール。窃盗団と関わり、抜け出すことのできないランディ。ロサンゼルスを舞台に、問題を抱えながら支え合い、明日に希望を求める二人。きっとなんとかなるよ。


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【オススメ】 田島列島/水は海に向かって流れる


水は海に向かって流れる(1) (KCデラックス)

■【オススメ】少年が叔父を頼って引っ越した先はシェアハウスだった。

入学する高校が遠いため、学校近くに住んでいるおじを頼った少年。しかし引越し先に向かおうとすると、最寄り駅に迎えにきたのは女性だった。おじさんは一人暮らしではなかったのか?二人の愛の巣に俺はおじゃま虫ではないのか?怒ってんじゃないの?笑わないし、と思う少年。それは前半は誤解で、おじさんの住んでいるのはシェアハウス、というか共同アパート。しかし後半の直感は、当たらずとも遠からず。


おじさんは実は会社勤めをやめて漫画家として暮らしている、だが実家には秘密にしてくれという。そして迎えにきてくれた女性は、おじさんとは何の関係もないのだが、少年とは実は関係があり、彼女の母は少年の父と不倫の末失踪した過去があった。…何それ、重い…。とはいえ子供には関係ない、として淡々と接しようとする女性なのだった。


複数人に関与する昔の不倫ネタ、これを誰が知って誰が知らないか、でそれぞれの思惑もありつつ錯綜するのが一巻の話。シェアハウスものだが設定も話も全然オシャレじゃない昭和感がすごい。同居人には女装している青年がおり、その青年は少年の同級生の兄であるという人間関係もあるが、この辺は今のところコメディリリーフ。もうひとりの同居人である教授は色々引っ掻き回すトリックスター的役割。


しかしこれ、親の因果で子が右往左往し迷惑している、って話なのよね。その割に当の本人は無神経なところが実に現実的。まぁ子供は自分のことではないことなどとっとと乗り越えろって話でもある。その点で主人公は少年というよりも女性の方なんだろうなぁとは思う。


【データ】
田島列島
水は海に向かって流れる
【発行元/発売元】 講談社 (2019/5/9) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→ 水は海に向かって流れる(1) (KCデラックス)
「あの人、本当は怒りたいんじゃないの?」高校への進学を機に、叔父の家に居候することになった直達。だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、ヒゲメガネの大学教授、どこか影のある25歳OLと、いずれも曲者揃い。そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす25歳OLの榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁が……。少年が家族の元を離れて初めて知る、家族の「罪」。自分もその被害者なのかもしれないが、加害者でもあるような気がする。割り切れないモヤモヤした思いを抱きながら、少年は少しずつ家族を知り、大人の階段を上っていく。前作から4年の沈黙を破った田島列島が、ユーモラスかつセンシティブな独特の筆致で描くのは、家族の元を離れて始まる、家族の物語。家族の元を離れて始まる、家族の物語。高1春、曲者揃いの住人たちと男女5人の共同生活を始めた直達。彼が淡い想いを寄せる25歳OLの榊さんとの間には、思いも寄らぬ因縁が……。「別冊マガジン」連載時より作家、著名人、漫画読みから絶賛の声が続々!宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第3位、マンガ大賞2015第2位など各漫画賞を総ナメにした名作『子供はわかってあげない』の田島列島、待望の最新作!


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ギア -GEAR- East Version @千葉ポートシアター

ノンバーバルの演劇として京都で始まりインバウンド旅行客も含め人気となった「ギア」、未来の廃工場を舞台にいまだに作業を続けるロボットたちに製造品であるドールが遭遇して互いに影響し合うことで心を持つようになる、という筋書きのこの芝居が、EASTバージョンとして関東でも2017年12月から上演が始まった。

私立恵比寿中学の安本彩花さんが出演しているので気になりつつも会場の利便性と開演時刻の兼ね合いから躊躇していたが今回決断してチケットを予約。しかし。前日になり安本さん急病のため出演しないことが告知された。残念…公演は休演とはならず、そもそもキャストは5人前後で交代の出演となっている演目なのでこの日は亀井理那さんが代役を演じることとなった。

見に行く理由の半分ほどを失いつつも、せっかくなので鑑賞。見に行ってよかった!これは、よくできている。内容にあわせたセット。そのための常設劇場。プロジェクションマッピングの活用。キャストにはブレイクダンスやジャグリング、マジックなどのできる面々をスタッフとして揃え、それぞれが持ち味を発揮。大道芸が集合し総合芸術となり、それが商業演劇に昇華している。ドール役の亀井さんも可愛く見事だった。

この内容なら、今度こそ安本ドールを見るために、また見に行ってもいい。そして、ノンバーバルながら客いじりもする演目なので、これは各キャストのファンなら訪れる価値あり。そうでなくても一見の価値ある内容。

場所が千葉ポートシアターという、どこやねん、というところだったのだが、それはそうだ、2017年12月に開館してこの演目でしか使われていない場所だった。京成線の千葉中央駅から徒歩で向かったが、アクセスは一本道で非常にわかりやすい。他のルートもあるようだが次回行くことがあればまたこの道順かな…。


士郎正宗、青心社、片理誠、たくま朋正/BLACK MAGIC GHOST DRIVE


BLACK MAGIC GHOST DRIVE 1 (集英社ホームコミックス)

■アイディアのあるサイバーパンク設定だが 色々読みづらい。キャッチーだけど雑な リブートもの。

近未来設定。ハードも進展している時代。 ヒロインは致命的な病気にかかっていたが医療用 ナノマシンで救われる。ただしその手術は 想定通りのものではなく主治医だった父は以来失踪。 ヒロイン自身も電子回路にアクセスできるという 特質を持ってしまった。 この特殊な能力を知る政府は彼女をマークしていたが、 別の組織も彼女を狙って荒っぽいアプローチをかけてくる。


必要な設定をどどんと提示して、で、そういうことなので、 と話を転がしていくスタイル。説明されないよりは親切だが、 背景の提示の仕方としてはスマートではない。 絵も魅力的なのかあるいは見づらいのか雑なのか、 SFは本来、読者にとって現実でないもの、理解しがたいものを 提示するものなので、見やすい描写とするに越したことはないと 思うのだが。


擬態ありサイバーパンクもの、今となっては別に目新しさはなく、 その点でキャラクターで見せていく話として生まれかえるほか ない。サイバー世界に潜りつつ、アクション展開も付け加えたのは 読みやすい気もするが、話が進めば逆に厄介になるような。


【データ】
原作=士郎正宗、原作協力=青心社、設定協力=片理誠、作画=たくま朋正
BLACK MAGIC GHOST DRIVE
【発行元/発売元】 集英社 (2019/4/19) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★
■購入:
amazon→ BLACK MAGIC GHOST DRIVE 1 (集英社ホームコミックス)
西暦2100年――ごく普通の高校2年・結衣坂梓はかつての医療事故で脳をナノマシンに汚染され、それ以降「様々な電子回路に瞬時にアクセスできる」という特殊な能力を有していた。 白昼の学園を突如襲うテロリスト。身辺を内偵していた警視庁特務課の助けを得て逃げる梓の前に、自律人型戦車M-66が立ち塞がる!


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