高校生男子が家に帰ると鍵が開いていた。ということは、と入ると、おかえりとラフな格好で 迎えいれる笑顔の美女が。彼女は、3つ上の姉の中学時代からのともだち。
美意識が高い美人な姉がその審美眼でもって選んだ友達が、ひーちゃんこと日向子さん。 そして弟であるあっくんこと旭くんも好みは姉と同じ。ということで美形な彼女に惹かれているのだった。 大学進学を機に実家を出た姉につきあわされて二人暮らし、 そこに姉がスパルタでしごいて同じ大学に進学させたひーちゃんが入り浸るという状況。 極力無茶に見せない設定で描く疑似同棲話。
彼は彼女に好意を覚え、しかし弟扱いされているという認識もある。 そんな状況のラブコメ話。これがラブコメとして成立するのは、 実は相思相愛であるから、なわけだが。その甘酸っぱさが素晴らしい。 その後ろに、全部わかっている少年の姉がいる、というのが出来過ぎなわけだが。 それもまた良し。
姉とふたり暮らしの家にいりびたる、姉の親友・ひーちゃん。完璧に顔がよくてかわいくて、その上いろいろ距離が近すぎる彼女に、オタク男子高校生・旭は翻弄されっぱなし…? 距離感バグりぎみ美形ギャル×おかん系男子、両片想いじれキュンラブ!!
王国の次期女王である第一王女。彼女には婚約者がいる。伯爵家の次男で、 彼女のことを愛していることが態度の隅々から分かる、のだが彼女はそれを疑っていた。 王家には固有魔法があり、それは他人の心の内を知ることができる読心魔法。 その魔法が、婚約者の本心は彼女を嫌っていると告げているからだった。
心が読める魔法を持つ者の話。しかしその魔法にエラーがあるのでは、 という珍しい設定の話。呪いの結果、本心と違うものが見えているのかもしれない、 しかしそんな障害がありうるのか、どうなのか、と悩む話になっている。
読心魔法も、その人の心の姿が掌ほどの大きさで現れて喋りながら動く、 というもので、実に漫画や動画に向いていて可愛らしく素晴らしい。 本当は相思相愛のようなのに、ヒロインは婚約破棄を思い詰める。 障害が彼女自身の能力にある、というところが異色なハーレクイン的ロマンスである。
勘ちがい王女×不憫な婚約者 極甘すれちがいラブコメディ!
数々の魔法を使いこなす第一王女・エステリーゼ。 そんな彼女の悩みは、やたら愛をささやいてくる婚約者・セオドアの存在。 なぜなら「エステル、愛しています(本当は好きじゃないけど)」って、読心魔法で心の内がお見通しだから!
だけど必死な彼が本気にも思えてきて――まさか、心の声が間違っているの?(※正解)
彼の心だけ正しく読めないのには、とある事情が……? 勘ちがい王女×不憫な婚約者 極甘すれちがいラブコメディ!
優秀な長女と、美少女と言われる三女に挟まれた貴族の次女は、目立たぬ存在。小さな魔獣をてなづけることのは得意な程度。そんな彼女が助けた魔獣が懐いていたところを、襲いに来たものだと誤解され、かばった彼女が斬られてしまう。
が、実際には破魔の剣は彼女を鞘とみなし、彼女の身体に取り込まれることになった。剣の持ち主で軍神と呼ばれる第二皇子は、剣の鞘となった彼女を正妃として迎えようとする。
偶然発揮した能力、特質が呼び込むシンデレラストーリー。皇子は手段として彼女を求めることになったが、結果的にロマンスに進展していく様子。ヒロインも皇子も状況を冷静に理解している分、 話として派手な動きはないが、やたら騒がしい話よりは好感が持てる。
この手の話としては、ヒロインの置かれていた環境、家族に おける立場が特に虐げられたものではなさそうに見える点は良い設定、とはいえヒロインにまつわる噂 もあったようでその出所は一体どこか、そこを深堀りするのかどうか。
私はただの「鞘」なのに―。もどかしい想いが交錯するシンデレラロマンス!
優秀な長女と美しい三女に挟まれ、目立つこともなく生きてきたオードル家の次女サクラ。小さな魔獣を手懐けること以外、これといった特技も持たずひっそりと生きてきたにもかかわらず、サクラは一夜にして「軍神」と呼ばれる皇子カイの妃として連れ去られてしまった。その理由は、サクラが「破魔の剣」を納める鞘となる身を持っていたから――。ただ「剣の鞘」としてカイの手元に置かれるため、正妃として迎えられたサクラだったが、その聡さ、優しさが冷徹なカイに少しずつ変化を与えていく。不器用にすれ違いながら愛を深め合う、美しきシンデレラロマンス!
30代でブラック企業を退社し地元に戻ってリサイクルショップを開業して2年になる人物。 今の仕事は性にはあうが利益は薄い。そんななか自分の敷地内に見つけたのは大きな穴。 地盤改良なんてする余裕はないのだがと思いつつ、捨てたはずの枝木が消えた。 ゴミも捨ててみたところ一晩たつとこれも消えていた。 監視カメラもつけて見たが誰かが持ち去るということでもなく、穴の奥にと消えていく様を見て、 男性は問題なしと判断、逆に便利なものとして事業ゴミの捨て場として活用することにするのだった。
題名にダンジョンとあるのでつながってる先が異世界なんだろうなと思わせはするものの、 そのブラックホール的な穴をブラックなビジネスに使うという、え、そっちなの?というお話。 グレー通り越してブラックなお仕事テーマのホラーみたいな作品。
業者が押し付けてきた廃棄物も穴に捨てられたことで、その手のものを引き受けはじめ、 リサイクル屋は休業状態、廃棄物処理の免許も取るがそこに怪しげなサラ金も関わり、 当然裏社会とつながっており、また地質調査を相談した大学教授も産廃処理技術を 詐欺まがいの契約を結んで奪い取ろうとするなど、出てくる人物全員駄目。
そんななか、穴にゴミを捨て続けた男性は、金は入ってくるうえに、 なにか力もみなぎってきて、ヤクザが送り込んできた人物も動きを見切って追い払い、 教授の企みも地獄耳で看破する。その力はどこから?どうして?というところで 例の穴とつながるのだろうが、なんでまた?ということは一切触れられずに一巻終了。 ブラックファンタジーというかホラーミステリというか、そういうテイストの作品に 仕上げているのは方向性として面白い。
ある日、家の庭に穴があいていた。落ちたら危ないのでゴミを捨てた。家庭ゴミを捨てた。事業ゴミを捨てた。建設ゴミを捨てた。しかし穴は埋まらない... そんな奇妙な穴だが、ビジネスに有効利用できた。しかし良からぬ奴らも次々と寄ってきて… これは、穴に魅了された男の、狂いゆく人生を描いた物語。
「第1回一二三書房WEB小説大賞」“金賞”受賞。小説家になろうで人気を博した怪異譚が待望のコミカライズ。
同じ高校に通う幼馴染ふたり。一方は可愛い女の子。一方は校舎裏でタバコも吸うようなヤンキー女子。しかし可愛い女子はヤンキー女子が大好き。で、テストの成績で勝ったことを理由に なんでもお願いを聞いてもらうとして、双子コーデを持ちかけるのだった。
1ページ4コマ定形基本のストーリーもの。精神的双子の可愛い女子二人の話。 ヤンキー女子のほうは自分が可愛い格好なんて似合わない、と思いがちで、 一方の幼馴染は彼女がそんな気持ちになるのが嫌い。 自分自身を可愛いと思っているが同様に幼馴染のことも可愛いと思っており大好きなのが 素晴らしい、百合っぽい友情もの。
どう話を広げるのかなと思ったところで、可愛い制服を着られるバイトを一緒にはじめ、 更に今度は実際に双子の男子を登場させる展開。その双子男子も彼女たちを 投影したような設定で、そちらに進むのかなと思わせつつ、幼馴染の過去話を 匂わせて巻またぎ。続刊が読みたくなる仕掛けで上手い。
『ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。』『着物ちゃんとロリータちゃん』の著者最新作!正反対な幼馴染2人のお洒落と青春!
異世界転生もの。転生特典として回復系魔法の治療師の才能を得たのだが、 この世界は美醜の価値観が逆転していた。 そこへやってきたのは、呪印により淫欲の状態異常となっていたエルフ。欲情した 状態で彼を襲ってくるのだった。
彼の感覚としては凄い美人、だがそれはこの世界では醜いということなのだが、 彼は素直に綺麗だという言葉を口にする。エルフの冒険者仲間は、 そんな言葉でいつも騙されてきたじゃないかと警戒するのだったが、 彼の言葉が本心からのものとわかり、仲良くなる。
転生もので、美醜の感覚が逆転している世界で、ブス専もので、 という設定だが結局まわりまわって 女性パーティとのハーレムもの、というお話。 設定は面白いがこれ出オチだよね、なんか展開あるのかな。
電子書店のレビューで点が低いのは修正問題が原因の様子。 まぁちょっと極端な修正で絵がなんだかわからん状態になってますが、 モロに描かれていたらそれはそれで完全エロ漫画であり。 まぁそれはそれでいいような気はするんですが。
不遇な美女冒険者たちの寄る辺ないココロとカラダを癒やします♪
美醜の価値観が逆転した世界に転生した主人公・トーワ。 女神様から受けた転生特典“治癒能力”を活かし治療院を営んでいたある日、 見るからに美しいエルフ少女が治療を受けにやって来る。 しかし、なぜか腰をガクガクしていて様子がおかしい…… と思ったら、トーワを押し倒していきなり襲いかかってきて――!?
不遇な美女冒険者たちの寄る辺ない心とカラダを癒やします♪ 異世界治癒ハーレムコミカライズ開幕!!