【オススメ】 麻生みこと/アレンとドラン


アレンとドラン(1) (Kissコミックス)

■【オススメ】麻生みこと作品にしてはあんまり 跳ねない題材と主人公?と思いつつ、語り口は巧いので するする読んでいくと、いや、ごめんなさい、 さすがに面白く転がっていくのだった。

主人公は片田舎出身、近所のイオンモール的なものの、 その片隅のヴィレッジヴァンガード的な店で育ち、 大学生になり東京へ。単館系映画を 愛するいまどきの若者では 少数派なサブカル女子に育ってしまった。


SNSで同好の士かと思った相手と映画館で待ち合わせれば、 相手はいい年したオッサン。でも興味をもってくれた相手なので、 と思った自己評価の低い彼女の運命やいかに、というところで 薄い壁した家の隣人が初対面で助け舟を出してくれた。


ということで、隣人であるイケメン男子との話に突入。もちろん、 いきなり恋が始まったりはしない。彼女のほうは映画にしか興味がなく、 コミュニケーション能力が低く、自信もない。 一方の彼もサブカル系には興味がない。が、彼は自分のバイトする バーに彼女を誘う。彼は彼女に興味を持っていた。 人として、というか心理学的研究の対象として。どこにもいない 彼女は、面白い観察相手であるのだった。


オタク系サブカル女子の話なんて面白くなるのかな、著者の作品 にしては珍しく転がらないのでは・・・と思いつつ読んでいたが、 ヒロインと正反対に見える男性をバディ的存在に据えて 漫才のようにやりとりをしていく語り口はやっぱり巧い。 そしてそうこうするうちに、実はタフな彼女が自分をさらけ出しつつ 居場所も見つける、という展開になってきて俄然面白みが増してくる。 そんな人間だと見抜いて彼女に注目していたのが隣人の男性、 という時点で彼はある種の神であり理想の男性であるのだが。


孤高系ゆるキャラ、というヒロインの存在と、 その立ち位置を嬉しがる当人の性格は非常に面白い。 漫画を読む人たちに近いキャラクターな気がするが・・・あ、 そうなると近親憎悪的な発想も出てきそう?


なお面白い作品の常として、巻末のスピンオフおまけ漫画もまた 面白い。


【データ】
麻生みこと (あそうみこと)
アレンとドラン
【発行元/発売元】講談社 【レーベル】 【発行日】2017(平成29)年3月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ A(絶品) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
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林田(リンダ)は田舎から大学進学に伴い上京して1年。単館映画などのサブカル好きにとっては、それなりに幸せな日々を送る。ところが、ある日、サブカル女子を食いモノにする物知り風おじさんに襲われそうに…。それを救ってくれたのは隣人・江戸川(エドガー)だった!


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