【オススメ】 麻生みこと/小路花唄


小路花唄(1) (アフタヌーンKC)

■【オススメ】 「 路地恋花 」の続編は、前作のオムニバス連作短編 スタイルと異なり、主人公がきっちり決まった上で 展開する一品に。

京都の路地で職人の集まる長屋を舞台にした 前作「 路地恋花 」の続編。その中で出てきた足に問題を抱える 人相手の靴職人の女性をフィーチャーして綴るのが本作である。


麻生みことさんの作品はどれも好きだが、読みはじめて前作の ことをすっかり覚えていないことに気づく。電子版で全4巻を買い直し 復習するところからスタート。そのほうが、本作で出てくる旧店子 の面々が誰だかわかる上に、こういう未来になっているのね、 ということも楽しめる。


前作では登場人物が色々で、それはそれで多彩で面白い ものの、この続編を読んでいて「これ誰だっけ?」という くらい、つまり追体験をするような作品の流れになっていないので 人物への思い入れは薄かった。本作の場合は 主人公がフィックスしているので、彼女の物語として 話を追うことができる。おかげでほぼ靴マンガと化しているが、 それもまたよし。


その上で周辺の人物を登場させ、話をうまく絡めて展開している のだが、ここで旧作の人物を総動員すればいいところを、 そうではない新たな人物も多々投入しており、寧ろ前作の 登場人物はファンサービス程度の役割であるのが面白い。 一方で前作の巻末では住人が入れ替わり昔の住人を懐かしむ 大家さんの話があったが、本作の巻末でその流れを組む 人物が登場。しかし主人公視点では彼女は 新入りさんでしかないので、あえて特に何も語られない。 正直なところ、この彼女の話がどう語られるのかが一番気になる。


【データ】
麻生みこと (あそうみこと)
小路花唄 (こうじハナウタ)
【発行元/発売元】講談社 【レーベル】good!AFTERNOON KC 【発行日】2016(平成28)年12月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→小路花唄(1) (アフタヌーンKC)
大人気恋愛連作『路地恋花』の続編が登場! 京都の片隅にある、若い職人や芸術家が商い住まう小さな長屋。オーダーメイドの靴工房を営む西山椿(三十路)は皆に慕われ、仕事もそこそこ上手くいっているけれど……? 守られた空間から独立しようとするひとりの女性の物語を、『路地恋花』の面々をゲストに迎えつつ、仕事に恋にと賑やかにお届けします!


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