【オススメ】 こがたくう/宇宙のプロフィル


宇宙のプロフィル (ヤンマガKCスペシャル)

■【オススメ】 最近あまりないSF風味のファンタジー短編集。

短編5編を収録した作品集。すべてがスペースファンタジー的。 最近では珍しいテイストのもので、読んでいて嬉しくなってくる。 とはいえハッピーな話ばかりではない。


「エルキドの巨木」は好奇心のある主人公が、誰も見ていないところを目指す話。 なおこの作品の人間は、ふつうの人間ではない特徴ももっている。 それがきちんと活かされる展開であるのは素晴らしい。


「京子の夢」夢のなかで宇宙人と意識がシンクロする、という話。 その宇宙人は居住できる惑星を求めてさまよっている。 でその結末は、というところだが、なるほど、そこに着地ね、と感心。


「ハッピーエンド」は「11人いる!」のような話。宇宙船のクルーの話だが二転三転。転がし方は見事だが、そこで止めないで欲しかった。


「小さな彗星」老博士が宇宙クルーズ船で外を眺めている。 その理由は、というところだが、時間軸を分断して話をつなぎ合わせる 手法をとっているので、最後に、ああそういう話なのかと気づく。 上手な語り口である。


「地球最期の日」誰かを待つためにデータ化、ロボット化した人の話。 そこに別の人物を投入して描くところがこの手の話としてはユニーク。

ということで全編、作り込んだお話で、才能とセンスを感じる。 ハードとソフト、双方に設定が必要な分、この手の作品は手間暇がかかる。 その労力に見合うだけのリターンを得て欲しいな、と思う才能である。


【データ】
こがたくう
宇宙のプロフィル
【発行元/発売元】講談社 【発行日】2016(平成28)年7月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ A(絶品)
■購入:
amazon→宇宙のプロフィル (ヤンマガKCスペシャル)

島本京子、16歳。彼女は10年間「奇妙な夢」を見続けていた。それは、新天地を求め宇宙を彷徨う、巨大宇宙船の乗組員として生きる夢。現実と夢、交わらぬはずの2つの人生が交錯する時、思いもよらぬ奇跡が起こる--『京子の夢』他、若き天才が稀有な想像力で紡ぐ、最高傑作5編を収録。


■当サイトの月間オススメはこちらから


search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile





ブックオフオンライン

チケットぴあ

fujisan.co.jpへ
/~\Fujisan.co.jpへ

日経エンタテインメント!
日経トレンディ (TRENDY)
週刊ダイヤモンド
週刊東洋経済
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
会社四季報 プロ500
会社四季報 ワイド版
ダイヤモンドZAi(ザイ)


ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM