赤堀君/ぐりこカミングスーン


ぐりこカミングスーン 1 (ビッグコミックス)

■最近多いアイドルものだが、 才能がすれ違うバカップルコメディにその要素を投入した 異色作。

ヒロインはロックスターを夢みる彼氏の才能を盲信している。 100年に一人の天才だとして、彼の武道館ライブを見ることを 夢見ている。ただし彼は今のところ不遇、お金にも困った ヒロインが頼る先は「お金のお兄さん」。稼げることはこれぐらい、 化粧してヘアアイロンまで入れてヒミツのアルバイトに出かけていくのだった。


彼女はアイドルをアルバイトでやっていた。・・・そんないいかげんな話があるかい、と突っ込みたくなるが、アイドルを扱うマンガが増えてリアリティも増している中なので敢えての設定なのだろう、たぶん。彼女はアイドルとして天才、と言われるが自身にその気はない。でも彼のライブは売れないが彼女のアイドルとしてのライブチケットは売れるのだった。


この手の話だと男が才能のないだめんず的な設定と思いがちで、確かに本作も言葉知らないまま変な歌詞を作っていたりするので思い込みだけなのかと思うが、大家のバイクをあっという間に直したり、バイト先で雇って貰えれば才能を発揮したり、昔一緒にストリートで演奏していて今はビッグな存在になった男も才能に一目置いていたり、バックサンダーとしての才もあったり、と実はできる人間であるらしい。ヒロインが彼に夢に続く道を歩んで貰いたいがゆえに邪魔したり、彼自身も彼女と夢へと歩んでいきたいが故にドロップアウトしたり。


ああ、これは、今は認められないが才能あるものの不器用な青春ものとして描くつもりなのか。しかし設定がふざけすぎている分、今後もぶっとんで描いていくほかなさそうで、そのあたりのバランスがうまく取れた時には爆発的に面白い作品に仕上がるのではないか。


【データ】
赤堀君 (あかぼりくん)
ぐりこカミングスーン
【初出情報】週刊ビッグコミックスピリッツ(2016年) 【発行元/発売元】小学館 【レーベル】ビッグ コミックス 【発行日】2016(平成28)年7月17日初版第1刷発行 ※紙書籍で購入:電子版は8/12発売予定→ぐりこカミングスーン(1) (ビッグコミックス)
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★★
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夢追い彼氏を支える彼女は天才アイドル! 榎咲ぐり子の恋人は、ロックスターを目指す ひーくん。 ひーくんを"100年に一人の天才"だと信じているぐり子は、 彼を支えてゆくため、こっそり"アイドル"のバイトをしている。 でも実は、そんなぐり子のほうこそが "100年に一人の天才アイドル"だったりして・・・!!?



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