フツー/ガンカンジャ


ガンカンジャ 1 空は高くいい天気なのに

■若くして末期がんとなった主人公を描く作品は 「銀河鉄道の夜」のよう。

本作品は 株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス事業局様より ご恵投いただきました。ありがとうございます。 参考: ご恵投について


定型コマものでフルカラー、1頁を4コマ2段で展開する 作品。WEBではどうってことないが、本にすると 独特の雰囲気が出る。映画を見ているような感覚である。


話は、26歳の未婚男性が腰が痛くて病院に行ったところ 胃がんが転移して末期の状態だと告げられるところから始まる。 家族や彼女にがんであることを告げ、それから入院生活が始まる。


基本的に引いた構図にパステルカラーで描かれる絵。 感情は抑制されており、淡々としている。 アートフィルムのような雰囲気で描かれる闘病ものは、 確かにあまり読んだ覚えがない。


著者の知見を活かした作品だそうだが、 当然だが著者本人の体験を綴ったものではない。 フィクションであるが物語性は薄い。 私小説のような内容である。


アートフィルムも私小説も、ぎゅっと凝縮された短い 尺のものが多いが、本作の場合は一冊200頁ほどの 単行本が2冊同時発売。全5巻であるという。それはさすがに 長くないか、と思いもするが、作中で挿入される 主人公の夢のなかの話は幻想的で哲学的で、 そこに惹かれるのであれば買う価値はある。


時折こうして生と死について考えるのは良いことだろう。


【データ】
フツー
ガンカンジャ
【初出情報】レジンコミックス(2015年配信) 【発行元/発売元】KADOKAWA 【発行日】2016(平成28)年7月29日初版発行 ※紙書籍;電子版あり→ガンカンジャ 1 空は高くいい天気なのに<ガンカンジャ><ガンカンジャ>
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ガンカンジャ 1 空は高くいい天気なのに

あなたは独りじゃない。 深く、静かに心に沁みる。人生が愛おしくなる。 実の父をがんで亡くした漫画家が描く、 26歳がん患者の、真に迫る闘病生活、 そして、不思議な森を巡る魂の冒険。 レジンコミックスで1200万PV突破! SNSで話題のWEB漫画が待望の書籍化。


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