【オススメ】 伊藤正臣/タネも仕掛けもないラブストーリー


タネも仕掛けもないラブストーリー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】マジック交えた恋愛もの。良質なラノベっぽい題名が洒落ている。

奇術部の部長は女子部員を屋上に呼び出した。そこで彼女に手品をさせたところで彼が言う。「みんなの目は騙せても俺の目は騙せん」「君のトリックは手品ではない!」「超能力だっ」


超能力を使うのは手品ではないだろう、とマジックに愛のある部長は拘わる。一方の部員のほうは、なぜ手品にこだわるのかを部長に問いつめられ、理由を言わないまま奇術部を退部すると言って去る。そこへ他の部員がきて、部のホープが退部ってなんだ、告白したんじゃなかったのか、とつめよられ、慌てて部長は彼女を追う。「付き合おう」というのだが彼女の願いは「私を選抜メンバーにしてもらえますかっ」というものだった。


コンテストに出てテレビにでてアイドルになりたい、というのが彼女の夢。なかなか自分から表に出る勇気がなかったが、手品師なら持っている能力を活かせるのでは、と思ったという斜め上かげん。ただ思い違いからの告白も、本当に付き合うことになる。偶然から始まる恋の話。


彼女の超能力はものを少し動かせるだけ、しかも一日に使える回数の制限つき。一方、部長は有名なマジシャンの息子で業界内では知られており、でも自分なりのマジックを追及したくてプロの世界ではなく学校の奇術部で活動をしている。そして部長には幼なじみでプロをめざす女子のマジシャンがおり、そのことを知ったヒロインは自分と部長の関係性が崩れるのではないかと思い心が揺れ始める。


結果、三角関係話になるというのは定番の展開だが、そこに超能力が絡んでヒロインの力が暴走するのはSF的。そんな物語を、ベースは手品、マジックの 話であるとして包み込んでいるところが上手なアプローチである。


【データ】
伊藤正臣
タネも仕掛けもないラブストーリー
【初出情報】ミラクルジャンプ(平成27年〜28年)、週刊ヤングジャンプ(平成27年) 【発行元/発売元】集英社 【レーベル】ヤングジャンプコミックス 【発行日】2016(平成28)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
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amazon→タネも仕掛けもないラブストーリー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
ある日、奇術部に入部してきた新入部員・奇之下ひばりの素人離れした手品スキルに疑惑を抱いた小熊沢は、実は彼女が物体を動かす超能力者であることを知る。能力を駆使し、アイドルデビューを夢見るひばりは、小熊沢のサポートのもと、部の選抜メンバーとして手品コンテストへ出場することを望んでいた。小熊沢はこれに協力。かくして秘密の協定を結んだ2人のちょっぴり不思議な部内恋愛がスタートし…!?


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