【オススメ】 吉川景都/鬼を飼う


鬼を飼う(1) (ヤングキングコミックス)

■【オススメ】昭和初期、青年が 少女に導かれ奇獣と出会う奇譚。

昭和7年。帝大生である青年ふたりは、外国人にみえる 少女に導かれ、鳥獣商にたどり着く。 そこで店主に、いいものをみせてやる、と出されたのはサルに見えたが、 鬼。この店は、架空だと思われている生き物、奇獣を扱っているのだという。


鬼を見ても動じず、その存在を信じる主人公。 「目の前にあることがすべて」「大学では生物学をやっておりますから本物とニセモノは区別がつきます」という彼に、 少女が気にいっただけある 飼ってみないか、と店主は持ちかける。飼い方を教えつつ、間違ったら食われる、さてどうする?という問に青年は間髪いれず「飼います」と。


変わり者を自認する青年が胸が高鳴ることが奇獣との出会いだった、 という話。インテリだが妙に度胸のある青年、奇獣というこの世でないもの、 さらに少女というか幼女も絡み、展開していく物語。浮世離れした中身だが、 それを現実世界で展開させるための舞台設定として明治〜昭和初期の設定は うってつけ。本作は昭和7年という設定であり、この時期にしたことを どう生かしていくのかも楽しみ。


奇獣はもちろん扱い難く、奇獣商は綺麗な商売というものでもない。 時代もあり特高も絡み、新聞記者も登場して話が転がっていく。 ただこのあたりはあまりうまく話に絡んでいない印象があり、 いまのところは正直邪魔。ただし大きな物語にするには 確かに何か別の軸は必要である。1続刊の展開が待たれるところ。


【データ】
吉川景都 (よしかわけいと)
鬼を飼う
【発行元/発売元】少年画報社 【発行日】2016(平成28)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→鬼を飼う(1) (ヤングキングコミックス)
昭和初期、東京本郷の地にて奇妙な生き物を扱う「四王天鳥獣商」なる商店があり……! ? 不可思議な生き物の飼い方教えます。飼育系あやかしストーリー!


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