ゲスの極み乙女。「ゲス乙女大集会〜武道館編〜」@日本武道館_20160331

●ゲスの極み乙女。@日本武道館 5,800円+サービス料302円+システム利用料216円+店頭発券手数料216円
・ありえないのは平日18時30分という開演時刻。しかも花見客で賑わう靖国神社・千鳥ヶ淵で武道館にたどり着くのも一苦労。ちなみに場内は立ち見もおり満杯。チケットが安価で売られて買い手がつかない的な話をする向きもあるが、その手の話は印象論で語られることが多く、他のケースと比較してデータを用いて分析されているわけではないので信用度は低い。実際、空席が目立つような状況ではなかった。

・前日も90分MCなしだったとの情報は聞いていたが本日もゲストを呼び込んだ場面以外はノンストップ。茶番ビデオもなし。騒動の結果、ひきしまった構成となり、彼らの音楽性を考えるとMCなしノンストップライブというのは非常に似合っている。怪我の功名というべきか。アンコールではMCもあったが、次回以降もこうした緊張感のある本編で押し通していただきたいところ。

・マスコミのゴシップ報道があっても会見をせずお詫びもせず自粛もせずに活動が継続できる、という例を現代において示せたというのはエポックメイキングかもしれない。ゴシップ誌はともかくマスコミはクスリや反社や大物芸能人には触れられない。平気で触ってくる相手はクリーンというかバックに大物がいない者に限る。強きを助け弱気をくじくのがメディアであるからして。そうした状況でも武道館で1万人動員できるミュージシャンというか音楽シーンは素晴らしい。なお、会見を開くべきだ、謝罪すべきだ、という発言をした業界人が数多くいるが、それは芸能人を芸を売る人ではなくプライベートを切り売りする人ととらえているから、なのだろう。ではそのポリシーにしたがって批判しているご自身のプライベートも切り売りすればよいのでは、と思いますが。

・ライブ自体は、新譜があんまり馴染んでいない気がしたのと、構成はもっともっと曲の繋がりを考えて欲しい感じもあるが、変態的なアレンジを実際目にというか耳にするだけもう充分素晴らしい。ドラムの使い方がここまで奇妙なバンドはポップシーンには殆どいない。こういう音楽が聞きたかったんだよ、というのをやってくれているバンドの一つがゲス極なので、活動が継続していることが何より嬉しい。→両成敗(初回生産限定盤)





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