【オススメ】 鳥飼茜/地獄のガールフレンド


地獄のガールフレンド(1) (FEEL COMICS swing)

■【オススメ】面倒くさい女子というかアラサー女3人のお話。 トリブルヒロインにしたのが正解。

旦那の言い分に納得できず離婚した女性は子供の保育園を転園 したくなかった。また一度既婚者と付き合ったきりで他に男性経験の ないOLはずっと住んできた家が取り壊されることになり転居先を 探していた。


そして自分のブランドで服を作る女性は仕事だけがしていたいタイプ で掃除も洗濯も大嫌い、家は汚部屋というかゴミ屋敷に近い状態となっていた。 そこで彼女は同居人を募集、お友達のいない方歓迎、 というチラシに件の二人が乗っかってきたのだった。


アラサーの面倒くさい女性を描く一品。またか・・・と 思うが本作は主役が3人用意されており、性格が振り分けられているので 読みやすく、なにより物語としての展開がある。いやもう正直、 女の性、みたいな話をえぐって描かれても、そんな私小説読み解く だけの気合がこちらにないので、エンタテインメントとして、物語として 転がっていかない話には正直興味がない。本作も実はあんまり転がっていない感は ある。なにせ全く話が進んでいない。


冒頭の3者が出会うまでの話でエピソード3話使っているのは、 贅沢ともいえるが、雑誌連載でそんなのありなのか、まぁそれだけ描きこめば キャラクターがわかるし連作短編みたいな出だしと思えが良いのかもしれない。 ただ、このページの使い方が、著者の作品を回りくどいものにしている。 そこが魅力と思う向きもあるのだろう。個人的にはぎゅっと詰まった凝縮された 構成の作品を上と見るのでやや減点。読んでて途中で長いな、と 思って何度か飽きかけた。


・・・なんかオススメしている割に全然褒めていないが面白いのは面白い。ただ、女の業が深くて、 ちょっとなんていうか胃にもたれる感じがする。そういうのが好きな人には 特にオススメ。女をがっつり描くので、男の描写はステロタイプなのも、 テクニックとしてはわかるしそれでいいのだけれど、うーん、だからこういう 転がりかたになってしまうんだよなぁ。そこも意図のうちなのだろうけれど、 なので著者の話は著者が想像しない地平にまでは転がっていかない気がする。 主人公が動いていくだけの可動域を周辺のキャラクターが作ってくれないというか。なんていうか、野党の考える政治、とか、反論を許さない弁論、みたいな 感じの飲み込めなさがつきまとう。


紙書籍買ったままレビューしていなかったら電子書籍が出てしまいました。紙版は続刊発売間近。→地獄のガールフレンド 2 (フィールコミックスFCswing) 続刊は電子版出たら買ってみます。


【データ】
鳥飼茜 (とりかいあかね)
地獄のガールフレンド
【初出情報】フィール・ヤング(2014年〜2015年) 【発行元/発売元】祥伝社 【レーベル】FC swing 【発行日】2015(平成27)年4月15日初版第1刷発行 ※紙書籍で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→地獄のガールフレンド(1) (FEEL COMICS swing)
友達ゼロ同士の女3人、同居開始! 「 同居人募集!お友達のいない方歓迎!」 ●加南(かな)(31)他人に“お母さん”と呼ばれることにモニョるバツ1シングルマザー●悠里(ゆうり)(28)初めての男が妻ありの不倫愛だったセカンドバージンのまじめOL ●奈央(なお)(36) 女の人に関心がない超モテ股ゆる女家主  一軒家でルームシェアを始めた3人の共通点は「友だちがいない」 女たちの食卓では非モテの根源、オバサン問題、受け身の性欲、“女の人生”比べ、……とおしゃべりが止まらない!! 世間におののく女たちに捧ぐ、デトックス同居物語!


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