西尾維新、浅見よう/掟上今日子の備忘録


掟上今日子の備忘録(1) (月刊少年マガジンコミックス)

■記憶が続かない探偵、というアイディアは、 突っ込みどころも多いがさすがに面白い設定。

会社で盗みを疑われたのは新入りの社員。 実は彼はそうした疑念の対象になるたちだった。 なので彼は身の潔白を証明するための名探偵ホットラインをもっていた。 そうして呼んだのは、白髪の美女。 しかし、久しぶりです、と語る彼に、探偵は初めましてと応えるのだった。


連続ドラマも放映中である小説のコミカライズ。 寝ると記憶を失ってしまうという忘却探偵の物語である。 忘れてしまうので情報漏洩の心配がない、というフックが効いている。 とはいえ一日で片付く探偵仕事ってあるだろうか? そんな疑問を抱くものの作中ではその辺をうまくパスする形で描いている。上手い。


なお本作品を読むと、小説よりも絵のあるメディアに向いた要素が色々と用意されている。 記憶が失われるので、自分の体にメモを記している。腕に、脚に、そしておなかに。 他のエピソードでは水泳選手を相手に彼女が水着になる回もある。 さらに、被疑者を前にした推理においてフェイクをいれてミスディレクションさせ、 大声と指差しで犯人を示すというのもビジュアル向き。


エピソードは3点。推理ものとしては、さてどうだろう。しかしあらゆる意味で目先が変わっており、 小説や漫画で読む分には面白い。ただ、それを、受け入れる素養がない人も含むテレビでドラマ化したときに、 受け入れられるかというと難しそうだ。


【データ】
原作=西尾維新(にしおいしん)、 漫画=浅見よう(あさみよう)、 キャラクター原案=VOFAN
掟上今日子の備忘録 (おきてがみきょうこのびぼうろく)
【発行元/発売元】講談社 【発行日】2015(平成27)年11月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★
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記憶が一日しかもたない忘却探偵・掟上今日子(おきてがみ・きょうこ)が、忘れる前に最速で事件を解決する!!!

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