【オススメ】 有永イネ/ロボッとうさん


ロボッとうさん(1) (ビッグコミックス)

■【オススメ】 父さんは実はロボットだった。その衝撃を二通りの意味で描いている ところが作品のユニークなところ。

ちょいと不良な主人公。その日は彼の誕生日。 父は彼が16になったら話そうと思っていたことがあったのだという。 それは、父さんがロボットであるということ。


ロボットなんて大嫌いだ、嘘っぱちでできている、 と思って生きてきた主人公はその話を受け止められない。 そもそも父子家庭、その父がロボットだったとは。 そして世界はロボットの存在は当たり前、しかし、 感情を持つロボットは許されず、バグとして回収されてきた。 つまり父が本当にロボットであれば感情をもつイレギュラーとして 回収されてしまうのだった。


で、その父は身長36.25センチ、つまりどう見てもさすがに明らかに人間のサイズではない。 この「明らかに」というところが重要。小人症などあるからね・・・。なので 友人はひと目で父であるロボットの言い分がわかる。だが、お馬鹿な主人公にはわからない、 というトンチンカンかげんが本作の肝である。


なぜ父がロボットであることを告げる気になったのか、告げなければいけなかったのか、 はさっぱりわからず、作品の都合でしかないのだが、その後の父と息子のスレ違い具合は バカバカしく面白い。冷静かつ味方になってくれる友人はこれまた都合のよい設定、 だが話運びにうまく効いている。


とはいえ袋小路に入りそうな話をもうひと伸びさせたのは、 委員長の存在である。ニセモノが嫌いな主人公は彼女をロボットのようにみていた。 しかしそれは半分正解で半分間違い、もちろん彼女はロボットではない。 が、本当の部分を押し隠しており、それがニセモノのように見せたのだった。 この委員長のロボット好きを通り越してオタクな本性が、、 作品をよりいっそうアホな、しかし愛のあるコメディに向かわせている。


【データ】
有永イネ (ありながいね)
ロボッとうさん
【初出情報】スピリッツ増刊ヒバナ(2015年) 【発行元/発売元】小学館 【レーベル】ビッグ コミックス ヒバナ 【発行日】2015(平成27)年11月17日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
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感情のあるロボットは“バグ”として、世間にみつかったら回収されちゃう…そんな、ロボットがあふれる近未来。「父さん、ロボットだっんだ」―――16歳の誕生日、父からの衝撃の告白!……のはずが、バカすぎるヤンキー息子・蓮助は理解できなくて信じない。バカな蓮助となぜか仲良くしてくれる才色兼備の幼なじみ・めぐむに助けられつつ、父さんは蓮助の前では人間っぽくしていくことに。ロボ萌え女子・姫子も入り乱れ、ハイパーキュートなとうさんのまわりは今日もバカ騒ぎ!!ドタバタ愛情ロボコメディ、発進!!

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