【オススメ】 尾々根正、大鳥居明楽/靴理人


靴理人 1巻 (芳文社コミックス)

■【オススメ】靴を見れば、その人となりがピタリとわかる。

10円で靴をお直しします、という看板のある店。 そこでは青年が客を待っていた。


普通に靴の修理屋の話。しかも主人公は特殊な能力を持っている。 それは、靴を見れば、その靴がどのような状態か、 ひいては靴の主がどのような姿勢、体調、人物なのか、 をスキャンしてしまう能力。しかしその絶大な能力を持ちつつも、 彼はそれを高く売ることはしない。なぜなら、彼は小説家を目指しており、 そのネタを仕入れるために靴の修理仕事をしているから、だった。


絶大な能力を持ちながら、全く別の夢を見ているという人物の話。 その割に能力の自覚はあってそれを仕事にもしており自負もある、 という設定は非常に適当であるが素晴らしい。


離婚寸前の状態であった夫婦の奥さんの靴を預かり、 それを修理することで二人の仲が元に戻るなど、 ファンタジックな人情噺なので読み心地抜群の安心感あり。


靴にまつわる漫画ならほかに 【オススメ】 えすとえむ/IPPO 【オススメ】 藤井明美/シンデレラの靴、あります。 がオススメです。
【データ】
尾々根正(おおねただし)、大鳥居明楽(おおとりいあきら)
靴理人(しゅうりにん)
【発行元/発売元】芳文社 【レーベル】芳文社コミックス 【発行日】2015(平成27)年11月15日電子版発行 ※電子版で購入 紙版は2014年10月
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
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靴を“スキャン”することでその靴の問題点を見抜くことが出来る凄腕のシューフィッター・翔良(しょうすけ)。彼が営む修理店「歩靭館」に持ち込まれる靴にはどれも持ち主の人生が表れていて…。“靴”をテーマにした人気作待望の第一巻!




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