【オススメ】 坂井音太、恩田チロ/姉のおなかをふくらませるのは僕

姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオン・コミックス).jpg
姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)

■【オススメ】凄いタイトルですが、いい変化球というか 寧ろ文字通りの直球。内容は、料理漫画です。

大好きな京子が大変だという主人公。 京子は6年前に、主人公の母と再婚した父の娘、 つまりは血のつながらない姉である。 で、この姉は主人公をまだ小さな弟扱い。 そしてサギが川で鯉の稚魚を丸呑みしているさまを眺めている。 そんな姉がすごく変、大変である、と評してる。 心配でほっとけない。なので自分が守らないと・・・。


そんな姉弟愛の漫画である。家に帰ると、二人で料理。 第一話は題名どおり弟が料理をつくる。とはいえ毎回 彼がおさんどんというわけではない。姉も料理を作る。 そして、この料理が、すごく美味しそうに見えるのだ。 料理の手順が想像できて、美味しそうなものが出てきて、 それを美味しそうに食べる人物がいる。 食卓の団欒を描く漫画である。


ちなみに両親はいない。仏壇に陰膳を備え手を合わせているように、 亡くなったという設定。それで女子高生と小学生男子の 二人暮らし、無理があるだろうと思ったが、 家を借りバックアップしてくれる親戚が登場。 学校の先生も事情を分かっている、というように、 きちんと設定の外堀を埋めている。


また、姉弟だけの関係にとどめず、互いの学校での風景も描き、 友人もいる。その友人の呼び名は凄いが、この手の設定で 閉じた世界のファンタジー風味な作品にしなかった点は 志が高い。


そうしておきながら毎回きちんと料理漫画にもしているという、 なかなかに詰まった内容の作品で、 これは題名にひっかかって読んだ人でも 満足の内容ではないでしょうか。


【データ】
原作=坂井音太(さかいおんた)、作画=恩田チロ (おんだちろ)
姉のおなかをふくらませるのは僕
【初出情報】別冊ヤングチャンピオン(2014年〜2015年)、ヤングチャンピオン(2015年) 【発行元/発売元】秋田書店 【レーベル】ヤングチャンピオン・コミックス 【発行日】2015(平成27)年7月1日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ A(絶品) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)
血のつながっていない姉弟ふたりだけの生活。危なっかしい高校生の姉・京子としっかりものの小学生の弟・忍。ささえあう日常とささやかな食卓の交歓♪ 姉弟クッキング・コメディ

■当サイトの著者他作品レビュー
坂井音太、玉置勉強/ちゃりこちんぷい


search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM