【オススメ】 おかざき真里/阿・吽

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阿・吽(1) (ビッグコミックス)

■【オススメ】 真摯に道を進まんとする青年の輝き、というものは感じる。

比叡山延暦寺の焼き討ちに始まる物語。しかし話は信長の、「最澄の建立した寺か」との呟きから一気に800年前に遡り、後の最澄の子供時代を描き出す。 彼は正しさを求める。が、正しさが人を救わないかもしれない、との思いも抱く。一方で彼は出世するが、そこにあったのは高僧たちの乱れた世界であり、失望した彼は山に籠もることにする。 そして舞台が切り替わり、同時代人である後の空海、こちらは学問に精を出すが大学の勉強は無意味だと辞めることにする。


世界を変える二人の青年を描く話。絵も勢いがありつつ読みやすく、熱や力は感じる。ただし空海や最澄に興味がないから普通に読めるのであるかもしれない。しかし、いずれにしても、世捨て人のような存在として世界からアイソレートしたものが異質なものとなり光り輝くとすれば、繋がっているのが前提の人間社会からは突出しないとそうした星にはなれないのだろう。それはおそらく今の世でも同じことに見える。


空海や最澄には何の興味もないので、そうした読者をどこまで引っ張れるか、が今後の課題か。


【データ】
おかざき真里  (おかざきまり)/監修・協力=阿吽社
阿・吽
【初出情報】月刊!スピリッツ(2014年) 【発行元/発売元】小学館 【レーベル】ビッグ スピリッツ コミックス スペシャル 【発行日】2014(平成26)年10月15日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
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日本仏教の要である、比叡山延暦寺の開祖である最澄、 弘法大師の名で日本人なら誰もが聞いたことがある空海。 レオナルド・ダ・ヴィンチにも匹敵するといわれる日本史上、 比類ない天才である、最澄と空海がまさに華麗に、繊細に、 そして豪快に描かれる人間ドラマです! 平安の世、当時のニッポンを変えた!といっても過言でない このふたりは、その青年期は人も羨むエリートコースを 歩んでいたが………… 本作『阿・吽』は、『サプリ』『&−アンド−』で女性の心情を 美麗な筆致で、細やかに描いてきた著者の新境地です!

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