【オススメ】 青木優/シンギュラー

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シンギュラー(1)

■【オススメ】楽園はどこか遠くにあるのではない。 そこが楽園と思えば楽園なのだ。

探し続けた青い鳥は自分のそばにいました、 という話ではないが、どこか遠くに用意された楽園に行くのではなくて、 楽園は自らが探すものだ、という話である。


巨大隕石衝突により人口の1/4を失い冬の惑星となった地球で、 さらなる衝突が予測されるなか、滅亡回避のため楽園と呼ばれる 地球型惑星に転送機でもって移住をはじめていた。 主人公の少女も、その楽園に転送される人物に選ばれる。 しかし、転送機行きの列車が、ジャックされるのだった。


剣道の腕のある主人公は、竹刀でもって抵抗する。 しかし実戦であり多勢に無勢、ここまでか、と思ったところで、アストロン、 装甲星辰体という、主人公から見ればバケモノが出現する。 その中には人間が入っている様子。彼女は、それに助けられた。


そんなSFは、実は楽園などというものはなく、 転送機はアストロンとの適合者、特異点を探すものであるということが、 自らが特異点、シンギュラー、非凡な者であると判明した主人公が、 あの日助けられた人物によって告げられる。 主人公は怒りも手伝い、能力を開花させ、それは結果として彼女を追われる者とする。


この世界のことがあまりわからない主人公に寄り添った話は 読者には一見優しいようにみえるが、しかし、 世界を熟知した後の反抗でなければ、壁にぶちあたることも目に見えている。 つまり今後は主人公の協力者が出てこないと話にならない。


主人公の面構えがいいだけに 彼女中心で話を展開してもらいたいのだが、 この構成だとちょっと難しいか。 とはいえ続刊は読みたい。2巻次第かな・・・。


【データ】
青木優 (あおきゆう)
シンギュラー
【発行元/発売元】講談社 【発行日】2015(平成27)年3月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→シンギュラー(1)

巨大隕石群の衝突で冬の星となった2052年の地球。さらなる未来に起こる隕石衝突を予測した人類は、超国家機関「星辰会」が滅亡回避のために建造した「転送機」で、地球型惑星「アーストレア」通称“楽園”へと移住を始めた。東日本のとある都市に住む保科昴は、元は孤児だったが、剣術道場の師範“爺ちゃん”に引き取られ剣に親しんで育った。昴はその出自に悩み、自らの人生を切り拓くため転送機で楽園を目指す……。


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