【オススメ】 九井諒子/竜の学校は山の上 九井諒子作品集

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竜の学校は山の上

■【オススメ】きらりと光るところのある作品群だが、 きらりと光るところがある、程度でもある習作なので、 作者ファンのためのマニア向け本の域を出ない、かもしれない。

ダンジョン飯 」が素晴らしかったので紹介していない旧作をこの機会に。 オススメとすべきかどうか、しばし悩んだが、 面白いのは確かなのでオススメとした。 作品の質がばらついており、読み進めるほどに微妙に なっていくのが少々難あり。


内容は基本ファンタジー。ただし、捻りがある。 そのアプローチはSF的。なので、同じ題材でも テーマを変えて数作収録。魔王と勇者にまつわる話でも、 魔王を滅ぼした後の世界がどうなったかで一つ、 魔女に呪われた王が魔物となったという展開で一つ、 魔王滅びたあとの城にフォーカスしたものが一つ、 そもそもの魔王が異星人からの贈り物であるという設定で一つ、 という具合に、捻り方を変えて様々に綴られる。


物事を色々な視点で見ることの出来るというのは センスである。著者のそのセンスを確認できる 一冊。ただし、著者作品未読の場合にはオススメしない。 他の作品を読んでから手にとったほうがよい。 そういう点で、この作品はマニア向け、著者ファン向けである。


【データ】
九井諒子 (くいりょうこ)
竜の学校は山の上 九井諒子作品集
【発行元/発売元】イースト・プレス 【発行日】2011年12月1日電子書籍版(2011年4月11日初版発行) 【定価】円+税
■評価→ B(佳作)
■購入:
amazon→竜の学校は山の上
勇者は孤独な里帰り、女子中学生の天使は進学に悩み、ケンタウロスは馬車馬のように働く、今日も大学の上空には竜が飛ぶ……あたりまえのように、そこにある非日常。現実(リアル)と幻想(ファンタジー)が入り混じる「九井ワールド」へご案内!ウェブや同人誌即売会で発表された7編に加筆修正を加え、描き下ろし2編もあわせて収録。ウェブや同人誌即売会で作品を発表し、広い世代から注目を集める新星、初の作品集!【収録作品】『帰郷』『魔王』『魔王城問題』『支配』『代紺山の嫁探し』『現代神話』『進学天使』『竜の学校は山の上』『くず』

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