釜本タカシ/森野先生とボク

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森野先生とボク ビッグコミックス

■かっとんだ作家先生と編集者の話。

新人編集者は売れっ子で大物、 自身も大ファンのSF作家に仕事を頼む途中、 緊張から腹具合を悪くして我慢できずに・・・。 その最中、紙がない、と思ったところで 女性がティッシュを渡してくる。さらに 空からトイレットペーパーが。 始末して作家の家を訪れると、 そこにいたのは、先ほどの女性だった。


奇妙な作家と編集者の話。 その作家と会うと奇妙な体験もする、 というSFテイスト。 しかし、面白かった 中島守男/先生!!原稿下さい。 と比べると、どうだろう。


非常識な事態が起こる分、普通の話として展開するのを 放棄した部分がある。編集者が作家のノリに対抗できていない。 仕事の話にも入っていかない。設定の入り口だけ使って そこでぱちゃぱちゃ遊んだだけな作品となってしまったのは 残念。ちなみに一巻完結。


【データ】
釜本タカシ (かまもとたかし)
森野先生とボク
【初出情報】月刊!スピリッツ 2013年3月号〜6月号、8月号、10月号〜2014年1月号、3月号、5月号〜9月号 【発行元/発売元】小学館 【レーベル】ビッグ コミックス 【発行日】2014(平成26)年8月4日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準)
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フシギいっぱい。女流SF小説家・森野先生の ゆるゆるふわふわ微日常ショートコメディー! ここに、一対の人間関係がある。小説家と編集者だ。 むろんのこと、小説家は小説を書く。編集者はソレをもらう。 =本ができる。シンプルで当たり前な関係だ。 翻って本作のこの二人、そう簡単にはゆかない。 面倒を生じせしめているのは、 小説家・森野氏がすこし美しいこと、だいぶ不思議であること、 そして…とんと書かないこと。さて、どうなりますことやら。



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