【オススメ】 芦原妃名子/Bread & Butter

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Bread&Butter 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

■【オススメ】婚活中の女性が、 立ち寄ったお店のひとに結婚を申し込む。

ブレッド&バター というと、♪さよならの贈り物が劇場版『タッチ』の主題歌ということで一番有名なのかもしれないが、 カーネーションのライブでもやっていた♪ピンク・シャドウ が個人的には印象深いのだが、この漫画はそういう話では勿論ない。


ブレッド・アンド・バターとは、文字通りバターつきのパンだが、そこから転じて、生計だとか 本業だとか、生業とかいう意味もある。この作品は、パン屋の話であり、しかしどうやって暮らしているのだろう?という疑問もつきまとうので、ぴったりのタイトルである。


ヒロインは学校の教師だったが、公務員の職を辞した。何か理由があったらしいが、それはまだ明確にには示されない。シャーペンの芯を買いに出かけると、文具店ではなぜかパンも売っていた。次の職もないヒロインは結婚しようと思い、結婚相談所へ入会する。しかし彼女には明確な希望がない。なので、相手選びもぼんやりして捗らないし、デートをしたところでピンと来ないが断る理由も出てこない。相談所の人にもこう言われる。「相手に何を求めるのか分からないって事は 自分を理解していないって事ですよ」


そんな彼女が再び文具屋に、今度はパンを買いに行って、そこで美味しいパンを食べ、また真剣にパンを作るさまを見て、その店主に彼女は結婚してください、とプロポーズする。しかしその彼女の言葉に、彼はイエスで応えるのだった。


ヒロインに関しては、仕事のことはともかくも、他にはさほど特筆すべきことはない・・・のかどうか、著者の作品なので隠し球もありそうだが、しかし、ヒロインに関してはそういう仕掛けはあまりしないものだろう。逆に、秘密が多いのは、相手のほう。突然出会って一緒になることにしたので、ヒロインは相手のことをまるで知らない。少しづつ、近寄っていくにつれ、そもそも儲かっていないはずのこの文具店兼パン屋でどう暮らしているのか、という彼に関する謎がゆっくりと明かされていく。


題名につながるその謎は、一巻の巻末で明らかにされる。急展開だが、そこに彼女の過去を絡めて描く内容としているのは、著者の話運びの巧さを感じさせる。続刊が楽しみ。


【データ】
芦原妃名子 (あしはらひなこ)
Bread & Butter(ブレッド&バター)
【発行元/発売元】集英社 【レーベル】SHUISHA MARGARET COMICS 【発行日】2014(平成26)年発行 ※電子版で購入
■評価→ A(絶品) ■続刊購入する?→★★★★
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柚季は、ある事件をきっかけに教師を辞め婚活をはじめるがうまくいかない。自信をなくしかけた矢先、文具店の片隅でパンを焼く風変わりな洋一と出会う。少しずつ優しく分かり合っていく、大人の恋の行方は?

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