あさのハジメ、吉岡公威/蒼柩のラピスラズリ

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蒼柩のラピスラズリ 1 (コミックアライブ)

■魔女の血を引くものたちによるバトルファンタジー。

小説原作のコミカライズ。主人公は少年だが、 いとこに姉妹を用意してちょっとしたお色気担当、 加えてツンデレキャラもいるという、ラノベやコミックの定番設定はおさえている。


一方で古風なファンタジーの体も踏まえている。 主人公が従姉妹とともに行うのは、魔力を持った魔女の遺産狩り。 魔女が亡くなり、その魔女の魔力がこめられた99のアンティーク、ウイッチクラフトを、 魔女の子孫である家が蒐集、封印することとなった、という話である。


遺産が散逸したことが魔女の意志であるものなのか、が判らず、 曖昧だな、と思いながらの一巻読破ではある。 対立する家と、ウィッチクラフトを滅ぼさんとする勢力との三つ巴でもあるらしく、 また、そのあたりに、従姉妹の姉が成長しなくなった理由もあるらしい、 と設定は盛りだくさん。それを丁寧に出し入れしているのは、上手い。


そして封印する柩であったラピスラズリが、主人公の登場で実体化し、 主人公と契約を結ぶ。これがツンデレキャラであるが、 50年前を知っており、魔女との記憶もある点で、物語を誘導する鍵を握る人物なのだろう。


何もできなかった主人公が、ウィッチクラフトを使うことができるようになったところで 巻またぎ。彼は、この手の話の主人公としては珍しく、自分が家族を守ることを 義務として考え、それができるように動きたがっていた人物なので、 何かしたいが何もできない、という歯がゆい状況のまま一巻巻末まで押しとどめられていた こと自体、物語の構成上おかしいのであるが、とりあえず、 一巻が終わる前に本筋に噛む行動をとることができたのは正しい展開である。


【データ】
吉岡公威 (よしおかきみたて)、原作=あさのハジメ、キャラクター原案=菊池政治
蒼柩のラピスラズリ (そうきゅうのらぴすらずり)
【発行元/発売元】KADOKAWA 【レーベル】MFコミックス アライブシリーズ 【発行日】2013年10月31日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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辻峰冬夜は突然、従姉妹たちと一緒に住むことになってしまった。そして、冬夜はふとしたことから、彼女たちが所有していた辻峰家の祖先である魔女リリィの遺産・ウィッチクラフト《蒼柩》を目覚めさせてしまう。なぜか少女の姿をした彼女は「あんたはわたしの所有者。そして――わたしの下僕よ」と言い出し…!?

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