香月日輪、深山和香/妖怪アパートの幽雅な日常

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妖怪アパートの幽雅な日常(1) (シリウスKC)

■家を出たかった少年が探しだした 引越し先は、わけあり物件もいいところ、 妖怪の住むアパートだった。

主人公は中学1年生のときに親を亡くした。 伯父に引き取ってもらったが引け目に感じており、一つ上の従姉への 遠慮もあって、進学先は全寮制の高校を選んだ。 しかし入学を前に火災で全焼。だが意地でも家を出たい彼は、 予算3万までで住める場所を探すのだった。


しかしそんな部屋はどこにもない。 途方にくれて花の散る公園のベンチに座っていた所、 男の子の声に導かれ訪れた不動産屋で、格安物件を紹介される。 だがあまりにも好条件。なので聞くと、出るのだという。 モダンな建物、ファンである小説家が住んでいる、 元気な女の子もいて、彼女は親友に似た話しやすさがあり、 ここはいいところ、そう思ったのだが。


おばけが出るどころか、出入りする多くがお化けだった、 という話。さすがに面食らって気を失った主人公だったが、 寮ができるまで、ということで踏みとどまることにした、 という話。前半は幽霊含めた下宿人案内。 お化けとは言葉で交流もできるので、これはこれで面白い。


ただ、そのままだと主人公が単なる狂言回しにすぎず、 話が一向に転がらないところだが、同じ学校でクラブが一緒になった 女の子の危険を察知し、救おうと行動したところで、 彼自身も霊能力を発揮する展開に。周辺の人物ないし幽霊と、 主人公の話と、描く材料が豊富になって、時間軸も絡めて進んでいく話は、 濃く深くなっていく予兆あり。


一巻の段階ではまだ主人公の物語としての色彩は薄いのだけれど、 このあとその点が深まっていって、より面白くなるのだろう。


【データ】
原作=香月日輪(こうづきひのわ)、漫画=深山和香 (みやまわか)
妖怪アパートの幽雅な日常
【発行元/発売元】講談社 【レーベル】シリウスKC ※電子版で購入 キャンペーン時購入のためか奥付なし
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★★
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妖怪と幽霊と人間が仲良く同居? ――3年前に両親が他界し、伯父の家に引き取られた稲葉夕士(いなば・ゆうし)16歳。高校からは寮に入り自立して……と思った矢先、寮が火事で焼けてしまった!なんとか探し出したアパートは、家賃2万5000円!という破格物件。……だが、オバケが出るという! 人情味あふれる「クセ者」入居者に囲まれて、夕士のフツウの!?高校生活が始まる! 香月日輪の大人気小説を、深山和香が完全ビジュアル化!!!

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