【オススメ】 石森章太郎/佐武と市捕物控

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佐武と市捕物控 青年マンガ 石ノ森章太郎 - 電子書籍・コミックはeBookJapan

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■【オススメ】言わずもがな、捕物時代ものの名作。

eBookJapanで石ノ森章太郎全作品が50倍ポイント還元中。そこで紹介するのは本作。少年サンデー版が別に4巻あるが、その後ビッグコミックに移籍して描き継がれた本作品は絵柄もがらっと代わり全13巻。とはいえ表紙は別人の絵。小学館文庫が元版で画像は少々粗め。ちなみに本作の表記は奥付もノの字の入らない石森章太郎のママである。


内容は江戸時代を舞台にした捕物。現代の刑事ものというか探偵ものというか。主人公は岡っ引きの佐武(さぶ)と、按摩の市(いち)。この二人がコンビのように動く話である。冴えているのは市のほうなので、安楽椅子探偵のようでもあるが、仕込杖の達人でもある市は自身も動き回る。


基本は捕物であるが、謎解きだけの内容ではない。冒頭から、浮世絵を彷彿させる絵面、以降の構成も芸の粋を魅せるかのように、漫画で出来る表現を突き詰めていく。一方で、そうした実験漫画に終わらず、きちんと本筋に戻ってくるバランス感覚。ワンパターンではない深みがある。


一話目は実はちょいと色々重すぎて、これで投げ出す人もいそうだが、それは勿体無い。 絵が嫌いというならともかくも、飛ばしながらでも、ひとまず読み進めるのが良い。 しかし、画面は、暗い。しとしと、じめじめと振り続ける梅雨のような画面が多い。 しかも13巻最後の話はなんともやりきれない結末で、もやもやとするのだった。 ・・・いけない、こんなレビューじゃ買ってもらえないか・・・。


【データ】
石森章太郎
佐武と市捕物控
【発行元/発売元】(小学館) 【レーベル】(小学館文庫) 【発行日】1976(昭和51)年12月20日初版第1刷発行、デジタル版:2007年4月13日発行 ※電子版で購入
■評価→ A(絶品)
■購入: eBookJapan→佐武と市捕物控 青年マンガ 石ノ森章太郎 - 電子書籍・コミックはeBookJapan
闇に一閃刀が光り、しじまを切り裂き悲鳴が響く。今日もどこかで人が死に、今日もどこかで人が泣く――。文化文政の江戸の町を舞台に、下っ引きの佐武と盲目の剣の達人・市の二人の活躍を描いた、巨匠・石ノ森章太郎の大傑作!

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