【オススメ】 田辺イエロウ/BIRDMEN

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BIRDMEN 1 (少年サンデーコミックス)

■【オススメ】じっくりと描く映画のような導入部。週刊少年サンデー掲載に望む、 サンデーらしい作品。

主人公は日常に不満を抱きつつ、冴えない日々を送る中学生男子。 もやもやした感情から中学受験を放棄し公立校に進学したところから、 その不満が確定的になった。これがコメディなら、男子校に通いたくなくて 選んだ公立なのに女子と会話もできないことへの童貞こじらせた的 感情を前面に押し出して話を作っていくのだろうが、この作品は そういう内容では、ない。


友人がいないように見えるモヤシな彼だが、力が強く近所の不良高校生に 毎度誘われるような人物が幼なじみで唯一の友人。ふたりで学校をふけて 公園に向かうと、そこにはたまにその公園で見る同じ学校の生徒が。ちなみにイケメン。 そんな彼と一緒に、かわいい女の子もいた。格差を感じながら同じバスで帰る ことになった主人公。そのバスが、事故を起こす。瀕死だったはずの彼らは、 しかし、無傷で生還する。メガネが必要だった主人公など、裸眼で充分見えるくらいに なるような変化も伴って。


話の中軸は、都市伝説となっている鳥男。主人公たちの命を救ったのも、その鳥男。 背中から羽が生えるデザインはデビルマン的王道なものだが、それがヒトの声に応えたい 存在であること、一方で戦うべき相手もいるらしいこと、これを示して、大きな物語 を提示したところで一巻は終わる。鳥男とは何かについて、先に鳥男である人物から語られるところは、少々あっさりしすぎであるし、言葉で説明するのはちょっと、と思うのだが、しかし、 その後の展開を考えると、ここで少し説明してでも読者にも登場人物にも飲み込ませて 先を急ぐのが先決、という発想は分からないでもない。


こうした展開を、最近の漫画としてはゆっくりとしたテンポで、じっくりと描く。 この落ち着いた話運びが、読む者をじわじわと盛り上げる。ただし、落ち着いているだけではない。最後に見せ場がやってきて、一気に話を立ち上げて、そこで次の巻に繋いでおり、 続きを読みたい、という思いを読み手に抱かせる。よく出来た一巻である。


【データ】
田辺イエロウ (たなべいえろう)
BIRDMEN (バードメン)
【初出情報】週刊少年サンデー 2013年33号〜36・37合併号 【発行元/発売元】小学館 【レーベル】少年サンデーコミックス 【発行日】2013(平成25)年10月23日初版第1刷発行 【定価】419円+税
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
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【公式サイト】
「一人の方が気楽だ」 変わらない日常に不満をもらす日々を送る、中学生の烏丸英司。 ある日、学校中で広まる「鳥男」の噂が、彼の“変わらなかったはず”の日常を大きく変えていくことに…!?
クラブサンデー 作品詳細 BIRDMEN

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