TAIL STAR 1 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
■【オススメ】侵略される側の最後の戦いを描くファンタジー。
星には女王がふたりいた。白き女王と黒き女王。何事にも優れていたのは白の女王。 それを妬んだ黒の女王は戦争を起こし相手を圧倒、白き女王は失われた。 星は黒き女王に従うもの一辺倒に。しかし辺境の一国だけは従属していなかった。 その国を、黒き女王が狙い、殲滅せんとしていた。
主人公はその側で、戦おうとする少年。血気盛んだがしかし訓練生にすぎない彼は、 結局、攻めてくる力に、太刀打ちもできない。その地の主導者は、土地を捨てて 逃亡生活を送ることを選ぶ。なぜなら、彼らのなかに、覚醒前の白き女王がいるからだった。
絶対的不利な状況に追い込まれつつ、最後の希望とともに、復活にかける人々を描くファンタジー。 弱く力もない側であるので絶望的な話であるのだが、とはいえ話としてはそこから盛り返す内容にならないと意味が無い。巻末の展開は、続刊予告を見ると、希望の話であるようだ。しかし主人公はそこには与さないようで、一巻は標準的な内容なのだが、続刊の展開は気になる。
【データ】
okama
TAIL STAR(テイルスター)
【初出情報】ウルトラジャンプ 2012年3月特大号〜2012年8月特大号
【発行元/発売元】集英社
【レーベル】ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
【発行日】2013(平成25)年9月24日第1刷発行
【定価】619円+税
【掲載情報・次巻予告】2巻2013年冬発売予定
■評価→
B(佳作)
■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→TAIL STAR 1 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
,
honto→hontoネットストア - TAIL STAR 1 (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)(1) okama ヤングジャンプコミックス - 本
【公式サイト】
その星は白き女王と黒き女王の偉大な二つの勢力が均衡を保つことで平和を維持していた。だが黒き女王は星の全てを欲するようになり、戦闘能力に長けた流星人を率いて白き女王を攻める。流星人の尾を狩る力を持つ尾狩人たちが、白き女王を守るべく抵抗するも、白き女王は討たれ、戦争は終結を迎えた。世界は黒き女王の支配に堕ちたが、唯一アゲハの国だけが属国にならずにいることを、彼女は決して許さない。アゲハは尾狩人たちの国であり、次の白き女王として力の覚醒を待つ少女を匿っていると踏んでいたからだ。星をも操る黒き女王の力でアゲハは土地ごと壊滅させられたが、奇跡的に逃れられた少数の尾狩人と少年サナギ、そして幼いマユや仲間たちは、新しき女王の覚醒を信じて戦いに臨む!TAIL STAR/1| OKAMA| ヤングジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社