冬川智子/いとしのこけし

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いとしのこけし

■こけし愛あふれる一冊。但し、殆ど漫画でない。

題名通り、こけし愛に溢れた一冊。ただし、帯にコミックエッセイとあるが、そういう要素は薄い。こけしとの出会いやこけしを巡る旅は描かれるものの、基本的には伝統こけしのバリエーションを伝えることが主眼であり、なので、各種の特徴をどどんと一ページごととって写真とともに示すこけし図鑑が主要コンテンツとなっている。


そういう本だと割りきって読めば、ユニークで面白い。こけしの良さはよくわからないが、様々に示されその魅力を語られ、飾った部屋も見せつつ、旅の様子も描かれると、知らない世界を垣間見る面白さは確かに感じる。


【データ】
冬川智子 (ふゆかわともこ)
いとしのこけし
いとしのこけし (amazon) 】
■著者の作品@amazon→ 冬川智子

「こけしが好き!」その気持ちがめいっぱいつまったコミックエッセイ。

伝統こけしとはなんぞや、という基本から、著者冬川智子氏が自分のコレクションの中からお気に入りこけしを愛情いっぱいに紹介。また、どこで買えばいい?、買ったらどこに飾る?などの疑問を解決してくれる、初心者に優しい内容です。 こけし好きの人も、興味があるけど今まで手を出せなかった人も、こけしの世界に引き込んでくれる楽しい一冊です!

イースト・プレス
【初出情報】− 【発行元/発売元】イースト・プレス 【レーベル】− 【発行日】2012(平成24)年11月27日第1刷発行 【定価】1200円+税


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