【オススメ】 さだやす圭/よろずや喜八

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よろずや喜八 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

■【オススメ】決まったパターンの繰り返しに見えるが ビッグコミック掲載ならこれで良い。そして同じように 見える物語とは、明確に分けるものがある。

犬に対して皆が気を使う時代、元禄年間の江戸。大男が 道の真中堂々と歩く犬に対峙、手を挙げるではなくこれを 宥める。彼は自らをよろずやの喜八と名乗った。


この人物が、十手持ちの役人が手を出せない事件に 首を突っ込み解決に導く物語。犬を手懐けそれを 捜査に使うところが時代性を上手く反映している、のか?


よろずやだけに、なんでもあり。腕っ節は強い。 犯人を締めあげると被害者連の前で、役人に出すか殺して埋めるか 選べ、好きなようにせえ、と放り投げるところが一風変わったところ。 材木をためこんで火事を起こさせようと する悪徳業者の話も、懲らしめるだけで終わらせないなど、 あたたかい人情ものの定番の展開なのだが、 主人公がどうみてもヤクザものの風体で悪役風、それが作品を 締まったものに見せる要因となっている。


江戸に出てきた事情もあり、追いかけてこられる話を挿入しつつ、 そのエピソードがあっさりと片付けられてしまうのは 随分と淡泊な作りに見える。 これで今後は過去を絡めることなく江戸を舞台にした内容に終始することになるのか。


著者の持ち味を余裕をもって提示される作品で、 一定のフレームに収まりそこからはみ出していくような内容ではないけれども、 『ビッグコミック』という掲載誌を考えればそれがよく、 単行本の読み手にとっても定形に見えるなかでちょいちょい目先の変わったものが差し込まれる この作品は読んでいて飽きることがない。


【データ】
さだやす圭 (さだやすけい)
よろずや喜八
よろずや喜八 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) (amazon) 】
■著者の作品レビュー
金田正太郎、さだやす圭/雷神孫市
さだやす圭/サンキュウ辰
■著者の作品@amazon→ さだやす圭

生類憐みの令が出された元禄の頃上方から、 いかつい男が流れてきた。 彼の名は、よろずや喜八。 持ち前の義侠心と巨体を活かし、閉塞した時代を 豪快に切り拓く!!
小学館コミック -ビッグスリーネット-[ビッグコミック:よろずや喜八]
【初出情報】ビッグコミック 2011年3号、2011年4月増刊号、6月増刊号、8月増刊号、10月増刊号、12月増刊号 【発行元/発売元】小学館 【レーベル】BIG COMICS SPECIAL 【発行日】2012(平成24)年10月3日初版第1刷発行 【定価】648円+税


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