【オススメ】 ひじかた憂峰、たなか亜希夫/ネオ・ボーダー

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ネオ・ボーダー(1) (アクションコミックス)

■【オススメ】平安京舞台に自由人を描く物語。 前作を読んでいると狐につままれた感があるが、 それも含めて、既読未読問わずオススメ。

解脱したような風の男は、しかしある女をみて、追いかけて平安京へとやってきた。そこで 彼は蜂須賀さん、と声をかけられる。かけた主は木村といい、彼にとって蜂須賀は命の恩人だった。住むところのない蜂須賀は泊まるところがないのだが、と木村のところへ押しかける。 すると隣人には木村同様バイト生活だが金回りの良い人物がおり、久保田と名乗った。


セルフカバーかコメディか、続編、というだけあって「迷走王ボーダー 」のキャラクターを引き継いだ作品となっている。しかし時代は平安京、 とはいえそこで苗字を名乗っているわ、ライブが展開されるわ、コンビニはあるわ。 蜂須賀がブーメランを操っているのは、もうこの人がボーダーを 超えた存在であることを示しており、話が時代を超越していても、 それはそれで良いのだろう。


今回の話では、早々に、女性の力を借りる。そもそも木村たちのいる下宿が、 元女官で、貴族の愛人時代にもらった屋敷を、その貴族が没落した後も 切り盛りしているやり手の大家。大家が彼に目をつけたのは、知識と、源氏でも平氏でもない風来坊であることと、相応の格好良さ、そして、彼が持ってくる雰囲気の明るさ。 前作を読んでいると主人公が常識人で面食らいもするのだが、 まぁ設定考えれば面食らうところは事欠かない。


なんのこっちゃ、と狐につままれた感があるが、 続刊2巻も同時刊行、これも買って読むと少しは話しが見えてくる、のか? 買いそびれているので注文します・・・。 しかしこの作品までひじかた憂峰名義なのか。


【データ】
作=ひじかた憂峰(ひじかたゆうほう)、画=たなか亜希夫 (たなかあきお)
ネオ・ボーダー
ネオ・ボーダー(1) (アクションコミックス) (amazon) 】
■著者の作品レビュー
ひじかた憂峰、たなか亜希夫/リバースエッジ 大川端探偵社
デビッド・宮原、たなか亜希夫/かぶく者
松森正、ひじかた憂峰/湯けむりスナイパーPART3
ひじかた憂峰、松久由宇/愛さずにいられない
松森正、ひじかた憂峰/湯けむりスナイパーPART2 花鳥風月編
■著者の作品@amazon→ ひじかた憂峰たなか亜希夫

22年の時を経て、コーフンとヒンシュクの嵐の中、伝説の男・蜂須賀が復活! 蜂須賀、久保田、木村のボーダートリオが、酒と歌を活力に、平安時代末期の日本で大暴れ!!!
ネオ・ボーダー │ Web漫画アクション堂 - Web限定漫画 無料配信中!
【初出情報】漫画アクション 2011年6/7号〜10/4号 【発行元/発売元】双葉社 【レーベル】ACTION COMICS 【発行日】2012(平成24)年9月28日第1刷発行 【定価】619円+税


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