大石まさる/カラメルキッチュ遊撃隊

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カラメルキッチュ遊撃隊 1 (ヤングキングコミックス)

■都市が消え異邦人が現れ世界がドガチャカになってから13年たった 世界の話。

13年前、突然空に青い月が現れて同時に世界中の都市と住民が消えてしまった。 以来、謎の怪人が世界各地で徘徊をはじめていた。 残った人類は少なく混乱も続きながらも、どうにかこうして暮らしていた。 そんななか、描かれる主人公は生まれ育った13歳の少女たち。 つまり、前の世界など知らない子たちによる話である。


普通に暮らしていた主人公のところへ、その怪人=イホージンと戦う 人たちが登場、 喋る猫(?)も現れて、初心者も巻き込みイホージン退治を行う話。 そのうちの少女は同じクラスに転校してきた。そこで仲良くはなりつつも、 皆でイホージンと対決する物語として進展していくのかというとそうでもない。


人の心を操ったり同化したり、 主人公たちに協力する存在もいれば特に襲う意志のない者たちもいて、 そんなバランスのとれた話になっているところが現代風。 更に、異世界からの怪物退治をする存在が組織だっていないところが ユニークだが、その分とっちらかった印象にはなっている。 それも含めて著者の作品の魅力だろうが。


【データ】
大石まさる (おおいしまさる)
カラメルキッチュ遊撃隊
カラメルキッチュ遊撃隊 1 (ヤングキングコミックス) (amazon) 】
■著者の作品レビュー
大石まさる/水惑星年代記
大石まさる/水惑星年代記
■著者の作品@amazon→ 大石まさる

地球上の都市が「消滅」した世界…かろうじて遺された資源で人々が暮らす花原村。そこに転校してきたカラン。20XX年穴ぼこだらけになったニッポンで3人娘が世界の謎に挑む!?大石まさるが描くちょっと未来のSFジュブナイル!
少年画報社 comics
【初出情報】ヤングキング アワーズ 2012年4月号〜9月号 【発行元/発売元】少年画報社 【レーベル】YKコミックス 【発行日】2012(平成24)年10月13日初版発行 【定価】571円+税


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