【オススメ】 月子/彼女とカメラと彼女の季節

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彼女とカメラと彼女の季節(1) (モーニング KC)

■【オススメ】カメラ女子と出会い、惹かれて、 毎日が変わっていく主人公の話。

高校は基本暗黙のコードがあって、それに従い則っていなければならない。 そこに安心と退屈をを感じていたヒロインは、そうした 範疇にはいない同級生に興味をもっていた。 そういえば喋ったことがない、という彼女のあとをつけてみると、 いきなり写真を撮られた。現像に立ち会い暗室に行ったことで、 彼女と打ち解ける仲に。そして彼女としゃべるのは、友人とよりも楽しく、 そして美人な彼女の細部を知り、笑うと幼く可愛いことにも気づき、 それはもしかしたら、恋愛感情なのかもしれない、と自覚するようになった。


百合もの、のような雰囲気もまとう作品。写真をうまく混ぜつつも、 ヒロイン自身はそこから距離のある人物に設定し、 母子家庭なので自分が稼ぐ必要もあるし現実的な未来を見るしかない、 とはいえ進路を真剣に考えたこともない、ということで、 カメラに寄り切った話とはしていない。


写真部の彼女がずっと撮り続けている被写体である男子も 話に絡め、その彼がヒロインにアプローチしてくるという 三角関係の様相も見せる。


三人とも、実は、要らないものは要らない、というところで共通している。 カメラの彼女はそれをばっさり切り捨て、一方要るものをいると言えず、 ヒロインはそういうことを言わないタイプだったが、心の中の声は大きくなってい る。男子は、要らないものは興味がないので、拒絶しないが存在として無視している、なので自身がもてていることに自覚がない。学校に本質的に向いていないタイプなので、 そこから巣立ち成長していく話となるのだろう。


何が面白かったのかといえば、ヒロインのもやっとした感情が、いろいろなエピソードで紆余曲折しながら描かれるところか。そこに、カメラの魅力、という要素がうまく嵌っていることが作品の魅力にもなっている。


【データ】
月子 (つきこ)
彼女とカメラと彼女の季節
彼女とカメラと彼女の季節(1) (モーニング KC) (amazon) 】
あかりは高校3年生になったばかり。新しくできた友人たちともうまくつきあい、表面的にはクラスに馴染んでいるように見えるが、なんだか心がここにない。そんなとき、同じクラスにいながらクラスの誰とも交わろうとしない美少女ユキと、彼女の趣味であるカメラを通じて仲良くなり……。
モーニング公式サイト - 『彼女とカメラと彼女の季節』作品情報
【初出情報】増刊「モーニング・ツー」2011年49号〜51号、2012年52号〜55号 【発行元/発売元】講談社 【レーベル】モーニングKC-2114 【発行日】2012(平成24)年5月23日第1刷発行 【定価】543円+税


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