竹内友/ボールルームへようこそ

ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン).jpg
ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

■社交ダンスものというのは面白い。少年漫画としてオーソドックスな流れで進むが、一巻巻末は意外性ある終わり方。

高校受験を前に、進路の決まっていない少年。教師からも、就職じゃないんなら公立に決めちゃえ、といわれ、それくらいは分かってはいるのだが、何がしたいのか分からず、よって自分に自信がない。ないのでいじめというかカツアゲの対象にされる。そんな弱気な彼が、勘違いもあって社交ダンス教室に連れ込まれる。そこで彼は、ダンスに魅了されることになる。


未経験の少年がスポーツの世界に入っていく少年漫画のオーソドックスな作り。ある程度の年齢から入ってもさほど問題のない分野ではあるが、それにしても資質才能は必要。彼の場合もそれはあり、体力体幹といったことではないが、見抜く目、見極め覚え盗む目の良さがあるようだ。


社交ダンスという一般的な知名度はそう高くないものを、少年漫画誌で展開するには、これが一番妥当なのだろうが、しかしそれゆえ凡庸という印象も受ける。特に社交ダンス以外の余計な要素、学校や進路はまだしもカツアゲだのなんだのという部分は要らないのだろう。主人公が没頭する世界の話なのだから、そこに集中して描いたほうが良く、そうした要素が大きくなる後半ではスピードが乗ってくる。


巻末ではありえない提案がなされ、それは意外なのだが、この展開で物語全体が本当に面白くなっていくのかどうかと一抹の不安も。何にせよ続刊を読んでみて、か。



【データ】
竹内友 (たけうちとも)
ボールルームへようこそ
ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン) (amazon)/ ボールルームへようこそ 1 (honto ※旧bk1) 】
平凡な中学生、富士田多々良は何の目標も見出せず、無為な日々を過ごしていた。そんなある日、不良に絡まれているところを謎の男に助けられる。 男が多々良を連れて行った先はなんと、社交ダンスの教室! 同じ学校に通うダンサーの女の子、花岡雫や、そのパートナーで天才ダンサーの兵藤清春らに触発されながら多々良のダンススポーツにかける青春が幕を上げる!!
月刊少年マガジンWeb|ボールルームへようこそ(1)|作品紹介|講談社コミックプラス
【初出情報】月刊少年マガジン 2011年12月号〜2012年1月号 【発行元/発売元】講談社 【レーベル】講談社コミックス 【発行日】2012(平成24)年5月17日第1刷発行 【定価】419円+税

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