林崎文博/ガブメント

ガブメント 1 (ジェッツコミックス)
■ 遺伝子操作により、生殖行為の 消えた世界を描く話。でもその割に ミックスではない「ストレート」の人間 が存在するのが良く分からないのだが・・・。
遺伝子操作によるメリットの魅力に 人間が負けて流されたあとの未来。 そこでは命は授かるものではなく選び作る時代になっていた。 人間は珍しくミックスと呼ばれる異種交配が主体、 同じ姿形のクローンが多く生まれ、 子どもはあてがわれて、父母も時が来ると 回収され分解されるというリサイクルの仕組みが 出来ている。一方、都市を離れると霊長類を狩っても 構わないというルールも存在していた。 つまり、ミックスを含めた人類が殖えすぎないように コントロールされている世界の話である。
そんな話だが、主人公は純然たる人間の子ども。 珍しい筈なのになぜここに、というのは、 それを見守る組織があるようなので何らかの理由はある様子。 一方、遺伝子操作の結果が、子どもが生まれなくなった、 というならともかく、生殖行為が消えた、 という設定はイマイチよくわからない。 行為自体に興味がないわけではないようなので 生殖がなくなったというだけなのだろうが、 ここが一足飛びにされているので、 世界観が今ひとつわからない。
それを丁寧に語る話ならいいだろうが、 エロチックな描写を混ぜての内容なので、 語りたいところがどこにあるのかぼんやりとした印象を受ける。 放射能がどうこうとかウイルスがどうこうと いった理由のほうが少ない説明で舞台設定を語ることができるのだが、 それを避けたからには相応の展開が待っている、ということだろうか。
まぁ要するにエロ漫画のバリエーションなのだろう。ただ、 絵や雰囲気に騙されるが、殺すか犯すかという殺伐とした内容なので、 その手のものが苦手なら注意。
【データ】
林崎文博 (はやしざきふみひろ)
ガブメント
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【帯】 人類ダメ進化!? 理想を求め、進化を続ける人類。辿り着いたのは異種交配によって生まれた"人幻"たちの世界だった・・・!生物の生死を自分たちでコントロールするようになってしまった人間たちはついに 生殖行為、そしてあたりまえの感情さえも無くしてしまった−!!掲載=ヤングアニマル増刊"嵐"(2008年No.9〜12、2009年No.1、3)
白泉社
JETS COMICS
2010(平成22)年3月5日第1刷発行
定価=600円+税











