【オススメ】 石川優吾/スプライト

スプライト 1 (ビッグ コミックス)
■ 【オススメ】 大地震の後に訪れた闇は人を飲み込み成長を促す。 その実態は、時間。期待のパニックSF。
著者を「カッパの飼い方」でしか認識していない人には、傾向が全く違う作品なので要注意。
女子高生のヒロインが友人とともに、ひきこもりの親戚のおじさんを訪ねるところから始まる。ショッピングセンター併設のマンションの最上階、という好立地の場所に住むおじさんはオンラインゲームに10年間没頭、しかしそのゲームがサービス終了を迎えて色々な意味で廃人のようになっている。 そこに差し入れを買い持ち込んだヒロインたち一同だが、そこへ異変が。大地震が起こり黒い闇に包まれ建物は崩壊する。同じフロアの住民は闇に沈む階下へおりようとするが一瞬で命を落としてしまう。
パニックものかというと、話はそこにあるのではない。不条理というか常識を超えるものを出してくる。それは、黒い水で表す時間の概念。人間は本来死なないという設定を持ち出し、しかしそれでは人で溢れてしまうので時間によって死を迎えさせ間引いているのだという世界観。おじさんが話しているだけではあるが、この考え方がどうやら正しいらしく、それに沿って物語は動いていく。一巻はその物語世界の設定が示されたところで終わる助走。続刊に期待させる終わり方だが、壮大なる予告編にも見える内容だけに、2巻同時発売ということで続きもすぐ読めるようになっている。
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【データ】
石川優吾 (いしかわゆうご)
スプライト
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■著者の他作品(過去記事)
石川優吾/子泣きじじいの飼い方
【帯】 超オモシロイ石川優吾のファンタジー! 大地震の後に訪れた闇。 その闇が去った後に現れた世界は・・・!?[超常識パニックストーリー]、 1・2週同時発売!!掲載=ビッグコミックスペリオール 2009年10号〜16号
【裏表紙】 その日、女子高生・スー(時任好子)の目に、"黒い雪" が舞っているのが映っていた。それが前触れだったのか・・・!? その後、襲った大地震。激震の中、スーは目撃する。自分たちがいる マンションを、黒い津波が飲み込んでいくのを!・・・超常識SFパニック・ストーリー、衝撃の第1集!!
小学館
ビッグ コミックス
2010(平成22)年3月4日初版第1刷発行
定価=514円+税











