【オススメ】 都戸利津/群青シネマ

群青シネマ 1 (花とゆめCOMICS)
■ 【オススメ】 高校最後の夏休み。仲良し三人組は、 東京の研究室へ去ってしまった大好きな担任 のために、映画を撮ることにする。
全寮制の高校で同室の仲良し三人組。 成績は良いがイタズラも多く、 毎日を全力で過ごしている。 そんな彼らの上を行っていたのが 元担任。彼らのイタズラをイタズラで返すように、 いつも驚かせてくれた先生は、 しかし東京の研究室へ 行ってしまった。以来物足りなさを 感じていた彼らは、 先生を驚かすことができそうな題材を見つける。 先生の行った大学で行われる自主制作映画祭、 これに自分たちで作った映画を出してみることにした。
仲の良い高校生たちを描く物語。 一緒に過ごしているが、しかし彼らの先には 別々の進路が待っている。この時しかない 今を全力で楽しんで生きろ、というお話である。 また、そうしたことを教えた教師と、 教わった生徒との絆の話でもある。
映画制作は、そうした話の中の小道具である。 映画でなくてはならない必然は特にないが、 伏線はきちんと用意している。 ひとつは三人組のうちの一人が小説を書き それが賞をとったこと、ひとつは学校の資材室に カメラがあったこと。そこに、映画祭の知らせを 見る機会を得たことで話がすとんと落ちていく。
一方、1961年という時代を舞台にした理由も、 明確にはない。いや、第2室戸台風というものが 控えてはいるのだが、話に影響を与えるのかは 現時点で不明である。ただ、現代を舞台にしては この話は難しい。今ならデジタルカメラで撮って インターネットにでも上げれば動画など比較的カンタンである。 が、この時代であれば、素材が珍しく、カネもかかり、 現像までのタイムラグもあるという 障害を設定出来る。その厄介さゆえに、いろいろなドラマも 付随する。面倒であるがゆえの盛り上がりがあり、 それをストーリーにきちんと定着させている。
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【データ】
都戸利津 (みやこりつ)
群青シネマ (ぐんじょうしねま)
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■著者の他作品(過去記事)
都戸利津/環状白馬線 車掌の英さん
神永学、都戸利津/心霊探偵八雲〜赤い瞳は知っている〜
【帯】 1961年、四国。高3男子三人組、最後の夏休み。友情も恋も夢も、8ミリフィルムに写ってる。 今どき無いからキュンとくる純色青春ストーリー。掲載=別冊花とゆめ 平成21年8月号〜12月号
【裏表紙】 1961年、夏−。担任だった水野先生が東京の研究室へ行ってしまってから3か月。栄朝日・里見たまき・弥方京一郎の3人は、先生を楽しく驚かせる方法に頭を悩ませていた。そんな時、8ミリシネカメラと出会った3人は、映画の自主制作を思いつく!!
白泉社
花とゆめCOMICS
2010(平成22)年1月25日第1刷発行
定価=400円+税











