梅村真也、橋本エイジ/天翔の龍馬

天翔の龍馬 1 (BUNCH COMICS)
天翔の龍馬 1 (BUNCH COMICS)

■ 近江屋で襲われた龍馬。しかし中岡慎太郎の機転で彼は 実は生き永らえていた。

幕末を舞台に、龍馬を中心に描く話はNHK大河の題材を 気にしてのことか、しかし漫画を読む人たちにNHK大河の 話題など殆ど伝わらないのではないかと思うが、 新潮社のバンチであれば多少は気にする効果もある読者層 なのかもしれない。


話は、龍馬が暗殺されるところから始まる。しかし 瀕死のところを共に襲われた中岡慎太郎の機転でもって 命を繋ぐ。誰が黒幕かわからない状態なので、 真相を知るのは彼の面倒を見ることができ、 尊敬し裏切りの心をもたぬ者ただ一人。


襲った側も特定し、そのうえで龍馬が生きていた、という 設定の話は、このあと史実を縫うように話を運ぶのか、 あるいは架空の歴史を紡いで行くのか、一巻を読んでもいまひとつ 分からないというテンポは、じっくりともいえるが、 「バカボンド」でもあるまいしとっとと進めてくれとも思う。 一方で、龍馬が生きていることは隠しておくべきことであるはずなのに、 龍馬自身の行動が危うい。バンチ作品は脚本の軸がふらふらしてその場その場の展開に陥りがちな傾向があるので、この作品についても先行きは不安。


幕末を舞台にしつつ、そのチャンバラぶりは、 ヤンキー漫画のテイストとかわらないように見える。 この手の作品はもしかしたらチャンピオン系で展開すると 味があるのかもしれない。


【データ】
原作=梅村真也(うめむらしんや)、漫画=橋本エイジ (はしもとえいじ)
天翔の龍馬 (てんしょうのりょうま)
【 アマゾンで購入 : 天翔の龍馬 1 (BUNCH COMICS) , ビーケーワンで購入 : 天翔の竜馬 1 バンチコミックス
■著者の他作品(過去記事)
橋本エイジ/学園兵器ミツマル
嵐田武、橋本エイジ/TOKYO23
橋本エイジ/E.D.D
【帯】 あの暗殺が未遂に終わる−“未知の幕末”を描く新たな龍馬伝!!

【裏表紙】 1867年(慶応3年)11月15日。坂本龍馬は、暗殺を目的とした謎の刺客たちによる襲撃を受けた。だが「龍馬、死せず」−。己の理想とする日本を見据え、未来に向けて歩みだす!新たな日本の姿、新たな龍馬を描く誰も見たことのない幕末群像活劇が此処に躍動する!!
掲載=週刊コミックバンチ 401号〜404号(2009年10月2・9日合併号〜10月30日号)

新潮社
BUNCH COMICS
2010(平成22)年1月15日初版発行
定価=514円+税



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