【オススメ】 内藤泰弘/血界戦線-魔封街結社−

血界戦線-魔封街結社 1 (ジャンプコミックス)
血界戦線-魔封街結社 1 (ジャンプコミックス)

■ 【オススメ】 異界と現世の交わる場所で、青年は人違いから秘密結社 に足を踏み入れることになる。

異界と現世が交わる場所、ヘルサレムズ・ロット。そこは3年前まではニューヨークだった。その街ですごす青年はダイナーのコーヒーで腹をふくらませようという貧乏暮らしの記者。そのなかで音速猿というハイブリッドの生き物にカメラを奪われてしまう。が、常人では見えないその猿の行動が、彼の目には見えていた。なので誰にも見えない猿を彼は追いかける。そしてそれをきっかけに、彼はその場所で世界の均衡を保つために暗躍するという秘密結社、ライブラと出会いスカウトされる。それは人間違いからだったが、彼自身も明らかにしたいことがあり、願ってもないと足を踏み入れる。そしてその超人的な目を組織のなかで活かすことになる。


異世界とつながる街を舞台にしたSFアクション。異界人のなかに、その能力を犯罪につかうものがあり、その歯止めとして秘密結社が同じく超人的な能力でもって対抗するという内容。その能力は設定上どんなものを出すこともできるので広がりは限りない。一方、主人公は超人的な能力を授けられてはいるが、見えないものが見える「だけ」で、他の能力がないのでエライ目に遭ってしまいもする。手始めに世界を救うのだ、って凄い手始めである。


緩急がよく、コマのメリハリも見事なのはさすがだが、ジャンプ・コミックスの版型ではちんまりと見えなくもない。絵に関しては慣れていないとアクションシーンは見づらいかもしれず、また、セリフと人物の配置がわかりづらく、具体的にはセリフがあるのに喋り手の口が見えなかったり開いているように見えなかったりして手が止まる部分が巻頭のほうでちらほら。場面によってはセリフを登場人物ごとに別のフォントに振り分けることをしてはいるが、そうしていない部分もあり、すんなり読み進めることができず引っかかるところがあった。ただしそれは話が本筋に入る前のウォーミングアップ部分ではあり、佳境ともなれば画面内の人物の配置もこなれてそうした障害はなくなるので気にするものでもないだろう。


「トライガン」の、と紹介しても著者の絵がわからない未読の人に説明するとするならば−テイストは島本和彦に近いかな?


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【データ】
内藤泰弘 (ないとうやすひろ)
血界戦線-魔封街結社− (けっかいせんせん まふうがいけっしゃ)
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【帯】 「トライガン 」「トライガンマキシマム 」の内藤泰弘が贈る最新SF伝奇アクション!!手始めに世界を救うのだ 異界に侵蝕されし渾沌たる都市で、 異能の者たちの壮絶なる闘いが幕を開ける!!

【裏表紙】 紐育崩壊後、一夜にして構築された都市。異界と現世が交わるこの魔都に於いて世界の均衡を保つ為に暗躍する秘密結社が存在した!!
掲載=ジャンプスクエア 平成21年2月号〜4月号、ジャンプスクエアマスターピースvol.002

集英社
ジャンプ・コミックス (SQ.)
2010(平成22)年1月9日第1刷発行
定価=438円+税



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