1.
大場つぐみ、小畑健/バクマン。
:漫画家漫画は多いがそれを最高のコンビで問題意識を持って描き上げたこのジャンルの決定打。楽屋落ちや自虐ネタとなりかねない内容をエンタテインメントとして磨き上げた物語と絵の完成度は今年読むべき新作として必ず上がるべき作品である。これはさすがに、他の漫画ランキング系と重なるから外そうか、という訳にはいかない。
2.
堀尾省太/刻刻
:時空間を移動出来る能力をもつ人物の話だが、不条理ものとして構成しており、超能力ものとは違った風景を見せている。
3.
とよ田みのる/友達100人できるかな
:地球滅亡を防ぐために100人の友達を作るという話、
それにタイムスリップを混ぜた設定、加えてテンポのよい軽妙なかけあいは、
作品をユニークなものに仕上げている。
4.
西炯子/娚の一生
:突拍子もない設定から、展開する話は普通のラブロマンス。だがその、無茶な話に持っていかなかったところが上手い。
5.
うさくん/マコちゃん絵日記
:ほのぼのしているが大笑いできる稀有な作品。
6.
やまむらはじめ/天にひびき
:わくわくする音楽ものの新作。「のだめカンタービレ」も終わったことであるし、次はこちらでどうでしょう。
7.
今井大輔/SEED
:子供のできなくなった世界を舞台にしたSF。最近には珍しいタブー視される題材を取り上げたチャレンジングな内容である。
8.
室井大資/ブラステッド
:ハードボイルドな作りで綴るスタイリッシュな一作。
9.
きづきあきら+サトウナンキ/うそつきパラドクス
:これは浮気ではない、ここまでなら大丈夫−本当に?そんなエロティック・ラブストーリー。
10.
ヤマザキマリ/テルマエ・ロマエ
:ローマ人によるタイムスリップ風呂漫画。前代未聞なテーマに爆笑。
別枠.
むらかわみちお/虚数霊
中絶した作品をリニューアル。新作ではないので番外としました。
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マンガ一巻読破 | 2008年のベストセレクション
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マンガ一巻読破 | 2006年のベストセレクション