加藤唯史/グルメ探偵りょうじ

グルメ探偵りょうじ 1巻 (ニチブンコミックス)
グルメ探偵りょうじ 1巻 (ニチブンコミックス)

■ 探偵としても人間としてもダメな男だが、 彼は舌と料理の腕には天才的な能力があった。

付き合っていた彼が最近どうもおかしい、との素行調査を探偵事務所は引き受ける。その担当となったのが主人公。相手を尾行するとホテルに入る姿を目撃。しかし当の依頼人も気になって会社を休み尾行してきていたのだった。その尾行に探偵自身は気付かなかった。


そんな、探偵に不向きな探偵の物語。しかし彼は食べ物に関してはかなり厳しい人物だった。入った小料理屋の焼き鳥の味に不満を述べる。店構えもよく、他のものの味もよいのに、売りであろう焼き鳥がマズイことに不審を抱くと、女将は事情を語りはじめた。


料亭として名高い店の店主を父に持つが、母は愛人の身、幼い頃は父も来たが妻に子どもができたところで縁も切れ、苦労した挙句に亡くなった母のことを思う主人公は父に敵意を燃やしている。料理に関しては腕も味も確かだが天才肌、とはいえ人間性もよろしいわけではなく、直情型。そんな設定なので、ふと入った店で余計な言葉を吐いてしまい、すったもんだあるが、自分で料理をつくることで周りを納得させるという展開である。が、この人物、探偵である必要があるのだろうか・・・。


主人公と本妻の子どもたちとの関係は微妙で絶妙。だからといってこれも物語を展開していくにはなかなか難しい材料で、それぞれのパーツがうまくはまりこんだ感じがしない。エピソードは面白いのだが、その分、設定が浮き上がって見えてしまう。まぁ、これからの話ではある。けれどもこの手の話は物語を先に展開するつもりはさほどなさそうな・・・。


【データ】
加藤唯史 (かとうただし)
グルメ探偵りょうじ
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【帯】 B級グルメ一直線!!「ザ・シェフ」の加藤唯史が満を持して贈る最新作登場!!

【裏表紙】 探偵稼業が本業だが何故か“食”のスペシャリスト。様々な店に出向いては料理指導のボランティア。食を愛する探偵りょうじ いざ、調査開始−!!
掲載=食漫 Vol.1〜8

日本文芸社
NICHIBUN COMICS
2010(平成22)年1月10日初版発行
定価=590円+税



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