【オススメ】 土山しげる/極食キング

極食キング 1巻 (ニチブンコミックス)
極食キング 1巻 (ニチブンコミックス)

■ 【オススメ】 食の王者が飲食店を再建する。

場所は京都、主人公はラーメン屋の店主。近所に口福倶楽部という豪華な店がオープンし、かつて店で働いていた際の弟弟子がその店を任されるという。かつて主人公に世話になった舞妓さんは再建請負人といわれる男、北方歳三に相談を持ちかける。


ラーメンのみを供するようになっていた中華料理店を一から再建するために、再建請負人の用意した修行は、パチンコ店ホールの研修だった。しかしそれもその後の店のありかたを見据えたもの、請負人が去った後も店を切り盛りできるようにと、小手先ではない根本的な思想を叩き込む、という内容の、「食キング 」続編である。


前作は弟との確執で店を出た北方歳三が、チェーン展開を進める相手に対して、個人経営の店に戦う術を与えるという内容だったが、今回の作品はその相手が謎の人物に設定されている点を除けば構造は概ね同じ。の料理人は腕も確か、とはいえその意識は末端まで届いておらず、そこにつけ込む隙がある。が、巻末ではチェーン側は新店舗を展開しはじめ、それは参入障壁のある具材ゆえ末端では対向出来ず、またその障壁ゆえあぐらをかいてきた老舗に勝負を挑む内容のようで、「敵」側が消費者にとって必ずしも悪ではないという構造であるところが物語としての懐を深くみせている。


食マンガの第一人者のようになっている著者であるが、本作は食べ物そのものよりもサービス業の話であり、また視点が別なので面白い。前シリーズ未読でも楽しめる。前作と流れが同じことを考えると、寧ろ未読のほうがより楽しめるか?物語全体に新鮮さはないがエピソードの面白さは安定している。


■続刊購入する?→ 【買う方向】

【データ】
土山しげる (つちやましげる)
極食キング
【 アマゾンで購入 : 極食キング 1巻 (ニチブンコミックス) , ビーケーワンで購入 : 極食キング 1 ニチブン・コミックス
■著者の他作品(過去記事)
土山しげる/ばくめし!
土山しげる/極道めし 山田風太郎、土山しげる/忍法剣士伝 土山しげる、久保田千太郎/忠臣蔵 土山しげる/喰いしん坊!
【帯】 「食キング 」から5年!!食の王者、再び降臨!!土山しげる待望の最新刊!!前作を上回るスケールと旨さ!!

【裏表紙】 「函館五稜郭亭」元シェフ北方歳三!客足が遠のき傾きかけた料理店の再建を請け負う復活請負人である! その料理術アイデア精神は他の追随を許さない!歳三の繰り出す驚天動地の修行に耐えられた者のみが復活への足掛かりをつかむ!そして今また一つの店が−!!
掲載=食漫 VOL.1〜7

日本文芸社
NICHIBUN COMICS
2010(平成22)年1月10日初版発行
定価=590円+税



search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM