【オススメ】 藤澤勇希/ワルタハンガ 〜夜刀神島蛇神伝〜

ワルタハンガ 〜夜刀神島蛇神伝〜
ワルタハンガ 夜刀神島蛇神伝 1 (プレイコミックシリーズ)

■ 【オススメ】有料テレビ局の企画でツチノコ探しに出かけた青年。 彼はそれが危険な旅だとは思ってもいなかった。

リストラされて困っていたところをやっと拾ってもらった会社だったが結局そこも3年で突如倒産。従業員たちは未払いの給料と退職金で一律20万円が支給された。中年たちは社長批判で飲んだくれていたが、主人公はその場を抜け出す。店を出たところで経理の女性に話かけられ、軽く飲み直さない?と誘われたのだが、舞い上がった次の瞬間、待て待て、そんな都合のいい話が・・・マルチ?美人局?酒をおごらせたいだけか?いや、自分には帰る理由があったのだ、と思い直して誘いを振りきる。その用事とは、自宅に帰ってテレビを観ること。未確認なものをとことん追いかけるというマニアックなチャンネルで南米の吸血生物の番組を見るために帰ってきたのだった。そして番組終了後に、ある告知を目にする。10日間のミステリー・サバイバル・ツアー。ツチノコを捕まえて賞金5千万円という企画。参加費用は、20万円だった。


手元にある20万円を投じてツアーに参加する主人公。そこには、件の経理の女性もいた。同好の士だったという二人。しかし彼女はより濃いマニア、5千万円も本気である。さらに同行の客たちは殆どが本気も本気でツチノコ狙いな人たちだった。クセのあるキャラクターたちと共に始まるツチノコ探しは、早々に遊びでは済まない状態に陥るのだった。


島を舞台にしたサバイバルもの。ただしこの作品は皆が意志をもって島にやってきている。ツチノコ探しという目的があるので皆行動的であり、かつバラバラに動いている。なのでどこで誰がどんな目に遭っているかを共有しない。他の人はライバルであるので情報も滞りがちである。ただし主人公は元同僚の女性と行動を共にしている。主人公自身はツチノコ探しに本気ではないことと女性の荷物が重いことから、と理由付けもある。この二人以外の行動も差し込みはするが、主軸は二人におかれている。なお一日一回は集まり、そこで食料や水を渡すことになっており、皆がてんでバラバラなままというわけでもない。この設定が上手い。未知の生物が人間を襲う、その襲い方が絶妙。なので一巻の時点ではパニックまで達していない。このじわりじわりと攻めて行く進め方は素晴らしい。


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【データ】
藤澤勇希 (ふじさわゆうき)
ワルタハンガ 〜夜刀神島蛇神伝〜(やとがみじまじゃしんでん)
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■著者の他作品(過去記事)
藤澤勇希/レギオン
藤澤勇希/メトロ・サヴァイブ
藤澤勇希/エレル
【帯】 UMA[未確認生物]襲来!!地球上にはまだまだ未知の生物が存在する!!

【裏表紙】 ツチノコ捕獲で賞金5千万円!!伝説の無人島に乗り込んだツアー客たちだが、 そこには得体の知れない凶暴な生物が待っていた・・・!!
掲載=プレイコミック 平成21年9号〜17号

秋田書店
プレイコミック・シリーズ
2010(平成22)年1月5日初版発行
定価=552円+税



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