たかぎ七彦/なまずランプ

なまずランプ 1 (モーニングKC)
なまずランプ 1 (モーニングKC)

■ 無実の罪で引っ立てられた青年が死刑寸前、 ぎりぎりの出任せから九死に一生を得るのだが−

妹の祝言の支度金くらい、と思っていた主人公はその金で飲んでしまい、知人に借りようと訪ねたところその相手が死んでいた。驚いたが散らばるカネに、これがあれば困らないと手を出そうとしたところで家人に見つかり騒動に。番屋に引き込まれたところで親分に諭されたが丸め込まれて爪印押して、お白洲 で裁かれ死罪となった。時は安政六年、十年も経てば明治の世。伝馬町の牢獄で今首を斬られようとしたときに、牢屋で死んだ者の言葉を口に出したところ、お役人の目の色が変わった。


主人公が巻き込まれていくのは、 幕府の金蔵から盗まれたカネの話。 聞きつけたのは盗賊一味の情報で、そこからその仲間にたどり着き、 しかしそこでは裏切りもあり。一方死刑囚の身だが身代わりとして 肉親を差し出しておきながらメロスと違い刻限には間に合わず、 しかしその肉親である血のつながらぬ妹は死刑になったといわれる後でもその姿が確認されている。


信じられないのは目の死んだ役人の連中、というところで主人公にとっての確固たる敵はお役人だの武士だの十手もちだのとなっているのは幕末舞台の話らしいところか。主人公のオツムがあまりよろしくなく、その分まわりの人物でもって盛り立てていかなければ話が進まない点が気になるが、物語のジェットコースターぶりは面白い。


【データ】
たかぎ七彦 (たかぎななひこ)
なまずランプ 幕末*都市伝説
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【帯】 どこまで続く絶体絶命!不運すぎる主人公の波乱万丈大逆転劇!!

【裏表紙】 時は幕末。所は江戸。厳重警備を誇る江戸城の御金蔵が破られた!人殺しの罪を着せられ入牢中の不運な男・平次郎は、ひょんなことから犯人の行方を追うことに。タイムリミットはわずか52時間。身代わりに牢に入った妹の命を救うため、平次郎が八百八町を口八丁で駈けまわる!
掲載=モーニング 2008年14号〜23号

講談社
モーニングKC
2009(平成21)年11月20日第1刷発行
定価=590円+税



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