きくち正太/おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。

おせん真っ当を受け継ぎ繫ぐ。
おせん真っ当を受け継ぎ繋ぐ。 1 (イブニングKC)

■ 真鱈もそうだが山菜採りの場面は作品の真骨頂。

いまさらながらという印象がなくもない「おせん」続編。 店のなじみで今ADな人物がテレビ番組にとりあげようとプロデューサーと連れ立って交渉にやってくるが、Pがまだ店で食べたことがないということでとりあえず食べてから、ということに。絵が撮れればいい、絵が第一で中身は第二とするテレビへの皮肉から始まるのは、ドラマ化されたことに対する含みがあるのか特にないのか。


まったく店のことを知らない人間の目を通すことでシリーズ未読の初見読者も入りやすくする一方、なじみの人間も同行しており頓珍漢なやりとりだけに終わらせずシリーズ通読者へのケアも行う。


物語としては実質2本収録で、テレビ取材の前半は想像通りの結末に、次の話は海の幸を出す店だが話が転がり山菜話へ。その山菜採りの場面の描写が最大の見所な美味しい料理薀蓄漫画。雑誌で読むよりも単行本のほうが案外とっつきやすいので連載時に敬遠している向きは一度本を手にとって読んでみるのが良いかも。


【データ】
きくち正太 (きくちしょうた)
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(おせん まっとうをうけつぎつなぐ。)
【 アマゾンで購入 : おせん真っ当を受け継ぎ繋ぐ。 1 (イブニングKC) , ビーケーワンで購入 : おせん真っ当を受け継ぎ繫ぐ。 1 イブニングKC
■著者の他作品(過去記事)
きくち正太/私のアイザック
【帯】おせん、新装開幕!

【裏表紙】 一升庵に舞い込んだテレビ局の取材依頼−。若き料理人達との、山菜採り−。 2つの難題に、おせんの五感が冴え渡る! 現代だからこそ伝えたい、 人と食を真っすぐ繋げる珠玉の物語。
掲載=イブニング 2009年4号、5号、7号〜10号、13号〜18号

講談社
イブニングKC
2009(平成21)年11月20日第1刷発行
定価=533円+税



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