石井あゆみ/信長協奏曲

信長協奏曲 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
■ 少年はタイムスリップして歴史の偉人に 成り代わってしまう。
毎日が退屈だった少年は、塀の上を歩いていたらバランスを崩して落ち、 その瞬間にタイムスリップ。落ちた先は馬の上。馬上にいたのは、 自分と同じ顔をした男。その男は体が弱く、養生しようとして おつきの者と城を抜け出し逃げ出してきたところだった。 顔がそっくりなことから、少年はその身代わりに。 男は名前を織田信長といった。
人柄よく頭もよいが病弱だった織田信長が、 主人公と入れ替わったことで運動神経よく度胸もあり いいかげんでうつけな、歴史でよくみる信長に なっていくという話。少年は後世の知識でもって 信長として行動しようとするが、歴史の教科書には 細かいことなど何も書いていないので役に立たない。 まぁ好きなように生きるか、と割り切って決める。
歴史のフレームにとらわれて役柄を演じることになりながら、 自由奔放で何も恐れない主人公というのはユニーク。 とはいえ、歴史を変えてはいけない、という意識はなぜかあって、 天下をとるんだ、こんなところで自分は死んではイケナイんだ、 と要所要所で言い出す。つまり 物語の展開は史実から大きく外れはしない(平手政秀は自刃ではないが)。 が、 主人公が鯛の天ぷらもどきを作り 幼少の徳川家康に食べさせた、といった、 史実につながるような逸脱の仕方をする。 その逸脱かげんで読ませる作品であり、 木下藤吉郎の登場も怪しく、どう歴史の フレームのなかで話を動かしていくのか、興味深い。
【データ】
石井あゆみ (いしいあゆみ)
信長協奏曲 (のぶながコンツェルト)
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【帯】 歴史嫌いの高校生が戦国時代にタイムスリップ!!織田信長として生きることに!!?掲載=ゲッサン 2009年6月号〜9月号、6月号別冊付録1
【裏表紙】 勉強嫌いで日本の歴史になんの興味もない高校一年生・サブローは ある日突然、戦国時代にタイムスリップしてしまう。 そこで出会った本物の織田信長は病弱で顔はサブローにそっくりだった! その信長に「体の弱い自分に代わって織田信長として生きてくれ」 と頼まれてしまい・・・!?織田信長を衝撃の新解釈で描く 時をかける風雲児サブローの戦国青春記、待望の第1巻!
小学館
ゲッサン少年サンデーコミックス
2009(平成21)年11月17日初版第1刷発行
定価=438円+税











