倉科遼、岸みきお/純と愛

純と愛 1 (ビッグコミックス)
■ こっぱずかしいくらいの純愛ものを21世紀風にアレンジ・・・しきれていないような。
純と愛という少年少女の恋愛もの 。彼は金持ちの家の息子だが心臓に病気を抱えていて学校に行っていない。そんな彼の境遇を悲しんで家庭教師が教えたのがケータイの出会い系サイト。そこでバーチャルな出会いを楽しめば、程度のことだったのだが、ある日、彼の呼びかけに、少女が応えた。
・・・いくら出歩けないのが前提といったって、出会い系サイトを家庭教師が薦めるなよ。不良少女を結びつける強引なところは、題材がそもそも強引なので笑いつつ認めるべきか。その少女のほうだが、父なし母ひとり、その母親は男を家に連れ込んでくる夜のお仕事。とはいえ娘のために稼いでくれているのであながちダメな親でもない。が思春期の娘は複雑で、酒もタバコもやりつつ売春・・・はやらないが美人局のようなオヤジ狩りをやっている。彼女はそういう行為はしたくないのだが、美少女ゆえ彼女は必要とされる。
境遇の違う二人は出会う。しかし境遇の違いゆえ 、少女は身を引こうとする。一方少女の周りの人物は、 少年を食い物にしようと画策する。そのあたりの展開は、 21世紀とは思えない古臭さだが、こういう話にも需要はあるのだろう。 底が浅いのは不細工であるという、この世のルールに似た 描き方は、冷静に見てみると非常に残酷ではある。
【データ】
原作=倉科遼(くらしなりょう)、作画=岸みきお (きしみきお)
純と愛
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【帯】 「帝王」「嬢王」の倉科遼が紡ぐ、青く切ない十五歳の純愛物語。掲載=モバMAN 2008年7月18日〜12月19日配信
【裏表紙】 母一人・子一人の貧しい家族で育ち、不良仲間と、夢も希望もない 日々を過ごす少女・愛。高級住宅地に生まれるも、心臓に病を抱え、 籠の中の鳥のような日々を過ごす少年・純。出逢い系・ケータイサイトが、知り合うはずのなかった二人を繋いだ−小さな携帯電話が生んだ、大きく、激しく胸を打つピュア・ラブストーリー。「心からつきあえる友達、欲しいもの・・・」
小学館
ビッグ コミックス モバMAN
2009(平成21)年10月5日初版第1刷発行
定価=571円+税











