Leaf、月吉ヒロキ/痕〜きずあと〜

痕〜きずあと〜
痕 1 (電撃コミックス)

■ 夢の中で起きる殺人衝動、これは本当に夢なのか−

殺戮の夢を見る少年は、父親が亡くなり、彼が最近面倒をみていた いとこの四姉妹と同居しているという状況。 微妙に避けられている女の子の態度が気になりつつも、 普通の日常と思っていたのだが、父親の死亡原因に不審があるとして 警察は捜査中、そして姉妹はどうやら何か知っていることがあるらしい。 何も知らない主人公は、夢のなかの殺人衝動に悶え苦しむ−


有名ビジュアルノベルが今この時期にコミカライズ。この手のものは原作をプレイしていない人向けだろうが、マンガとして提出されると強引な設定にやはりちょっと無理を覚える。陵辱含むエロス表現を行いつつサスペンスを展開するという組み合わせの妙は、ポルノ映画が芸術性を追求するようなもので、制約のあるほうがノルマさえ達成できればあとは何をしてもよいという自由さがあるわけで、容量の制限さえもがそもそもないジャンルや媒体でこの手の不自由な話を展開するのは理にかなったことではないのだろう、その辺がいまいち乗り切れない理由かもしれない。


カバーはずすとおまけあり。


【データ】
原作=Leaf、作画=月吉ヒロキ(つきよしひろき)
痕〜きずあと〜
→ 【 アマゾンで購入 : 痕 1 (電撃コミックス)
【帯】 伝説ビジュアルノベルの金字塔 待望の公式コミック化!

【裏表紙】 別居中だった父の突然の死から一ヶ月。大学の長い夏休みの終わり。柏木耕一はかねてから予定していた旅行をとりやめ、四十九日の間くらいはと、田舎にある父の実家を訪れることにした。幼いころに両親を亡くし、耕一の父に育てられた四人の従姉妹たち。父の死に悲嘆にくれていた彼女たちは、心に深い痕を残しつつも耕一をやさしく迎え入れてくれた。穏やかに流れゆく滞在の日々。だが耕一はそのうち奇妙な悪夢に悩まされるようになっていき・・・。
掲載=電撃黒マ王 VOL.3〜8

アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング
DENGEKI COMICS
2009(平成21)年8月27日初版発行
定価=570円+税



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