栗本薫、まんだ林檎/名探偵 伊集院大介 鬼面の研究

名探偵伊集院大介鬼面の研究 上 (1) (CR COMICS)
■ シリーズ再びのコミカライズ。 日本の秘境にテレビ番組の取材で訪れた 主人公たちは「嵐の山荘」の渦中に巻き込まれる。
「 優しい密室 」から10年。教生だった大介の 言葉に勇気付けられたカオルは人気小説家と なっている。 テレビのレポーター としての取材で日本の秘境と呼ばれる集落に 向かった二人は、テレビクルーがあまり 歓迎されていないことを知る。 そして他とをつなぐ唯一の手段である橋が落ち、 またクルーの人物もひとり、ふたりと 亡くなってゆく。
探偵役のふたりは集落のしきたりに 従い、立場的にはニュートラル、 集落側にはテレビクルーに対してよりは シンパシーをもって迎えられているという いいポジションである。 作品内でも出てくるように、「嵐の山荘」状態の 大きな密室で起こる殺人事件。 それをどう解き明かすのか、真相はなんなのか、 は下巻へ持ち越しである。
主人公二人に関しては、この作品からいきなり 読んでもあまりすんなり入っていくことは出来ないかもしれない。 逆に、「 優しい密室 」でも読んでいれば、あれから10年の時を経ての話ということに 感慨を覚えるだろう。ということで、ミステリとして楽しむ分にはここからでも問題はないが、 物語世界をより愉しむためには、ここから読むより 前作から手に取ったほうが良いかもしれない。
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【データ】
原作=栗本薫(くりもとかおる)、漫画=まんだ林檎 (まんだりんご)
名探偵 伊集院大介 鬼面の研究 (めいたんていいじゅういんだいすけ きめんのけんきゅう)
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著者の他作品(過去記事)→ 栗本薫、まんだ林檎/名探偵 伊集院大介 優しい密室 、 栗本薫、沢田一/グイン・サーガ
【帯】 殺人が起こるから名探偵がいるのか、名探偵がいるから殺人が起こるのか。掲載=コミック ピアニッシモ 2007年VOL.5〜7 新装版ピアニッシモ 2008年Vol.1〜2
【裏表紙】 私森カオルが伊集院大介と知り合ってから、もう10年近く。作家としてひとり立ちした私は、伊集院大介のことをネタにして、ミステリを書いたりしています。思えば奇妙な縁です。教育実習生としてやってきた大介さんと、当時女子高生だった私が、こうしてずっとつきあっているのですから。もちろん、恋愛感情はゼロですが。 今回、テレビ番組のロケに参加します。場所は、鬼家荘。これまでにテレビカメラも入ったことがないという、日本の秘境です。大介さんに話したら、「マネージャーくらいいたほうが貫禄」とか言って、なぜか同行することに。 思えばこのとき、すでに伊集院大介は事件のニオイをかぎつけていたのかも知れません。
ジャイブ
CR COMICS
2009(平成21)年5月10日初版発行
定価=650円+税

















