【オススメ】 西義之/ぼっけさん

ぼっけさん (1) (ジャンプコミックス)
■ 【オススメ】目立たないよう、空気でいようとした少年は、 幼馴染のためにヒーローになる。
少年は無口な美少年。言葉をしゃべるところを殆どの 同級生が見たことがない。そんな彼と親しくしているのが活発な美少女。 彼女が彼の秘密を知っている。彼が超能力を使えることを。
そもそもは彼女を救うために使った力。しかしそれが派手な場面だったために 注目を集め、マスコミにさらされた挙句、詐欺師扱いあるいはモンスター扱い をされた。それがトラウマになった彼はその能力を隠して生きることにした、 のだが。彼女が窮地に陥れば、見て見ぬふりなどできやしない。
そんな超能力話のフォーマットで進む物語だが、それをぼっけさんという 八百万の神、人間から変じた異能者というものに結びつけ 純和風なものに仕立て上げる。能力を持つものは人間から異形の姿に。
事件に巻き込まれた形で発動した少年の力。 目覚めたばかりであるのに、その力は最上級。 土地の神の南北での諍い、という大きな話のなかで、主人公たちは どんな騒動に巻き込まれているのか全体像が見えないままだが、 その中で、大切なひとを守ろうとし、一方で死ぬこと傷つくことはもちろん、 自分の力が暴走して元の姿に戻れなくなることを怖がるという、 生々しいヒーローの様子は興味深い。
力を持った主人公に、幼馴染の美少女、 さらに新たに出来た友人が行動を共にする、という スタイルは少年漫画の典型であるのだが、 定番に則ったつくりでも、いやだからこそかもしれないが、 十分に面白い作品になるのだ、という一例。 上巻であり、次に出る下巻で終了、そのコンパクトさも、 魅力−と言いたいが打ち切りだったりするのかなぁ。 個人的には、「 ムヒョとロージー 」よりも面白いと思ったのですが。「上巻」ですが ご紹介。
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【データ】
西義之 (にしよしゆき)
ぼっけさん
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著者の他作品(過去記事)→ 西義之/ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
【帯】 君ハぼっけさんヲ見た事ハ有るカ!? 「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所掲載=週刊少年ジャンプ 平成21年3号〜12号」の西義之が贈るジャパネスク・ヒーロー活劇!!
【裏表紙】 ある特別な力を持つ高校生・火ノ宮満が住む松羅葉町。昔、神の一族「菩怪」が居たとされるこの地で、人の所行とは思えぬ凄惨な殺人事件が発生する。そしてこの事件を機に、 火ノ宮の怪奇な運命が俄に動き出し!?
集英社
ジャンプ・コミックス
2009(平成21)年5月6日第1刷発行
定価=429円+税











