大塚英志+森美夏/八雲百怪

八雲百怪
八雲百怪 (1)

■ 民俗学を下敷きにした物語、今回の主役は小泉八雲。

妖怪の類が見えるものたちによる、古き神たちのおそらく最期を描く物語。


山奥を訪れた小泉八雲は、外人ということもあって珍しげに見られるが、村全体に歓待される。彼を案内する者と一緒に宿泊先に行くと先客が。東京から来た役人というがその人物は目に包帯を巻いていた。彼のかばんには市松人形が。この、人形を含めた四者には実は共通点があった。それは、普通見えないものが見えること。


神の概念が混乱、というか混沌としている国で、新しい規律の導入によりよりいっそう混乱が起こっている中、古き神たちを記述する、そんな話。それを追うのが皆異端者でありある種異形の者でもある。


雰囲気はあるし読み応えもあるが曖昧模糊とした話で、これはしかし単行本で読む分にはそれなりの納得感や満腹感もあるのだが、そうはいっても一巻だけ読んでもねぇというところではあり、そりゃ掲載雑誌は決まらないよなぁと同情もする。


【データ】
大塚英志(おおつかえいじ)+森美夏 (もりよしなつ)
八雲百怪 (やくもひゃっかい)
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著者の他作品(過去記事)→ 大塚英志、樹生ナト/とでんか
【帯】 小泉八雲、妖怪譚 妖怪の世界への扉を開く事ができる不思議な人形「キクリ 」を使い、“あってはならぬもの”=妖怪を消し去ろうとする 明治政府。お雇い外国人、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲は、 次々と消されゆく妖怪たちを守る事ができるのか? 『北神伝綺』、『木島日記』に続く民俗学ロマンシリーズ第3弾!!

明治時代、日本。政府のお雇い外国人として来日したラフカディオ=ハーンは、 帰化して名を小泉八雲と改める。ある村を訪れた八雲は押しかけ弟子の 会津八一とともに、村のしきたりに沿って望外のもてなしを受ける。 そこで出会った役人の甲賀三郎と八雲たちは、村の秘祭・夏越の本祓い を目撃するのだったが、そこには異界“かくり世”への扉が開いており、 半人半牛の妖怪・くだんが姿を現してしまい・・・・・・。
掲載=comic新現実 vol.3〜6、月刊少年エース 2007年3月号

角川書店/角川グループパブリッシング
単行本コミックス
2009(平成21)年2月5日初版発行
定価=1000円+税



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